ビゴス(Bigos)

ビゴス(bigos)はポーランドの代表的な伝統料理で、発酵キャベツ(kapusta kiszona)、つまりザワークラウトと生キャベツを肉類と煮込んだものです。生キャベツを使わず発酵キャベツだけで作ることもあります。それぞれの家庭で味付けが異なりますが、基本的にはたまねぎ・乾燥きのこ・乾燥プラム・赤ワインを加えて煮込みます。肉は牛肉・豚肉・ベーコン・ソーセージが使われることがほとんどで、鶏肉はあまり使いません。 煮 […]

Rosół (ロスウ)

ポーランド料理は日本人の口にもあうおいしいものが多いのですが、その中でも「おばあちゃんの味」の代表格と言えばロスウ(Rosół)です。これはコンソメスープのことで、一般的には鶏肉もしくは鶏がらと野菜を煮て作りますが、味に深みを出したい場合は牛肉や七面鳥を入れたりします。とても体が温まるので、ポーランドでは風邪をひいたらロスウを食べるといいと言われています。 ロスウを作るのはとても簡単。まずヴウォシ […]

グジャネ・ヴィノ (Grzane Wino)

寒くて長いポーランドの冬。日が暮れるのは15時くらい、気温もマイナス10度以上になることも多く、道を行く人はダウンコートや毛皮に身を包み、マフラーと帽子で重装備して寒さに備えます。このような寒い冬に飲まれるのがホットワインです。 ポーランド語でホットワインはGrzane Wino(グジャネ・ヴィノ)と言います。単語の順番を変えてWino Grzane(ヴィノ・グジャネ)と言うこともあります。これは赤ワインにシナモンス […]

ズパ・オグルコヴァ (Zupa Ogórkowa)

ズパ・オグルコヴァはポーランドのスープのひとつで、その名前が示す通り、きゅうり(ogórek – オグレック)のスープです。 きゅうりと言っても生のきゅうりが入っているわけではありません。ここで使用されるのはポーランドではお馴染みの発酵きゅうり(ogórki kiszone – オグルキ・キショネ)です。 作り方は、まずセロリの根・にんじん・パセリの根・たまねぎ・肉類・香辛料を煮込んでブイヨンを作ります。お […]

ポーランドのキノコ類

ポーランドでは7月くらいからきのこが出回り始めます。ポーランド人はきのこが大好き。週末は家族で森へきのこ狩りに行くこともあります。ワルシャワなどの都市ではきのこ狩りが出来るところは限られていますが、市場では量り売りで購入することが出来ます。さまざまな種類のきのこが籠に盛られて売られていて、どれを買おうか頭を悩ませてしまうほど。マッシュルームやヒラタケなどは一年を通して購入することが出来ますが […]

ズパ・オヴォツォヴァ (Zupa Owocowa)

今回は日本人だったらちょっとびっくりしてまうスープ、ズパ・オヴォツォヴァ(Zupa Owocowa)をご紹介します。では一体これはどんなスープなんでしょうか?ヒント:ズパはポーランド語でスープ、オヴォツォヴァは「果物の」という意味。そう、フルーツスープのことなんです。 ポーランドの夏はイチゴやラズベリー、プラム、チェリー、ブルーベリーなどのベリー類が多く出回り、値段も安い上に甘くてとてもおいしいです。それ […]

フウォドニク (Chłodnik)

フウォドニク (Chłodnik)はポーランドのスープの一種です。冷たい(Chłodny)という言葉から名前が付いているとおり、夏によく食べられる冷製スープです。本来は冷たいスープ全般をフオドニクといいますが、一般的にフウォドニクと言った場合は、鮮やかなピンク色が特徴のフオドニク・リテフスキ(Chłodnik Litewski)を指すことが多いです。 これはボトヴィンカ(Botwinka)と呼ばれるテーブルビートの一種もしくはブラキ(Buraki […]