ファヴォルキ(Faworki)はポーランドの揚げ菓子です。謝肉祭や脂の木曜日、灰の水曜日の前日の火曜日に食べられることが多いですが、年間を通じて菓子店やスーパーでも売っています。箱入りのものがほとんどですが、量り売りで購入できるところもあります。
小麦粉とバター、全卵そしてたくさんの卵黄とサワークリームを混ぜて生地を作ります。大切なのはスピリタスもしくはお酢をちょっと加えること。これは揚げる際に生地が過剰に油分を吸収するのを防ぐ役割があるそうです。生地をよく練ってまとめたら、薄く延ばして長方形にカットし、まんなかに切り込みを入れたら、生地の両端を切り込みにくぐらせて引っ張って成型します。日本の煮物によく入っている、手綱こんにゃくを作る要領です。成型したら多めの油もしくはラードできつね色になるまで揚げ、仕上げに粉砂糖をたっぷり振って出来上がり。
ファヴォルキは素朴な味わいで、口の中でホロッと崩れる軽い口当たりが特徴。食べ始めると止まらなくなるので注意が必要です!
(写真はmojegotowanie.plのものです)