ポーランド語では新年のことをノヴィ・ロク (Nowy Rok)といいます。
日本ではお正月は神聖なものとして捉えられ、家族と一緒におせち料理を食べて初詣に行くなどしますが、ポーランドにはそのような習慣はありません。よってお正月特有の伝統料理などもありません。前日の大晦日に大パーティをしていることがほとんどなので、1月1日を二日酔いのまま過ごすことも全く珍しいことではありません。1月1日の午前0時はカウントダウンをしてシャンパンを開けるのが一般的です。
日本と違いお年玉やかるた・凧揚げなどお正月特有のものもありません。また「お正月休み」という概念がないので、大学などは3日から授業が始まることがほとんどです(3日が週末の場合はその次の月曜日から)。新年の挨拶もクリスマスカードに書いてしまうので、年賀状を送ることもありません。日本人としては何となく寂しい気持ちにもなりますが、ポーランドでは家族で過ごすのはもっぱらクリスマスやイースターと決まっていて、特に新年に宗教的・家族的な大きい意味合いは無いのです。
ちなみに1月1日は商店などは休業になります。12月31日までにお買い物をしておくのを忘れずに。