おひさしぶりです、りんごです。
ワルシャワはすっかり真冬、雪がこれでもかというくらいに降っています。家の中から見るぶんにはロマンチックで素敵な眺めですが、外に出れば顔は冷気でひりひりするし、体中に雪はつもるしでたまったもんじゃありません。それはワンコも同じことで、雪の中を歩いていればワンコの体にも雪が積もるし、家に帰れば気温差でその雪が水滴になって体が濡れてしまいます。
というわけで、冬のお散歩にはお洋服が欠かせません。もちろん気温が低いからというのもありますが、私はどちらかといえば体を汚さないために着せています。というのも(「犬は喜び庭駆け回り、という歌詞があるくらいなのでどこのワンコも同じなのかもしれませんが)、うちのうめちゃんは雪を見るとお散歩中に雪の上を回転したり、顔を突っ込んだりそれはもう大興奮です。それに、ポーランド在住の方ならわかることですが、あっちこっちに犬の糞が落ちていて、しかもその上に雪が降って見えなくなるので、遊んでいる間に何を踏んでいるかもわからず・・・
そういえば私この間日本にちょっと帰っていたのですが、道行くワンコたちがみんなかわいいお洋服を着ているのに驚きました。日本だと寒さ対策というよりはお洒落の一部なんでしょうね。大きなラブラドールまでお洋服を着ていました。ポーランドでは、お洋服としてのお洋服はヨークシャーテリアやチワワくらいしか着ていませんし、着せること自体それほどポピュラーではないように思います。ポーランドのワンコのお洋服は寒さ・雨対策一点張りのような気がします。なのでデザインも日本のようにラブリーなものはほとんど見かけません。いたってシンプルなものが多いですが、その代わり値段も日本のものほど高価ではありません。
今うめちゃんが着ているのは、表が撥水加工で裏がフリースになっている赤いコートです。マジックテープで簡単に着脱可能。機能的には申し分ないんですが、やっぱりもうちょっとかわいいものを着せたいというのが親心。ペット用品店に行くたびにお洋服ゾーンをチェックしていますが、あまり気に入るものはありません。
ですが、とある寒い日のお散歩中、太ったダックスフントが毛糸のセーターのようなものを着ていたので、飼い主のおばあさんにどこで購入したのか質問したら、自分で編んだものということでした。その後もやたらとお洒落なロンパースを着ているワンコを見つけたので、どこのものか聞いたら、自分のいらなくなったTシャツをリメイクして作ったの、という返事が返ってきたことがありました。このお姉さんはやっぱり愛犬にかわいい服を着せたいと思っていたそうですが、現実的にはなかなか見つからないし、あったとしても高い。じゃあ作っちゃえばいいじゃん!と思いついてネットで調べて作ってみたそうです。
ハンドメイド。なるほどその手があったのか!いらない洋服はいっぱいあるし、時間が出来たら一度挑戦してみたいと思います。家庭科の授業もミシンも苦手ではありましたが・・・