そして、ポーランドと言えばの巨匠はヤン・マテイコ(Jan Matejko)さん。政治や歴史の絵を得意とし、戦闘シーンの絵が有名。国立博物館(Muzeum Narodowe w Warszawie)には巨大な「グルンヴァルドの戦い」の油彩画があります
個人的に大好きなのが、ヤン・マテイコの弟子のヤツェク・マルチェフスキ(Jacek Malczewski)さん。象徴主義画家です。実在しない概念を具現化している作品で、何ともロマンチックです。この人の絵を一度にたくさん観たい場合のお勧めの場所は、大統領官邸です。毎年5月にヨーロッパ各都市で行われるナイト・ミュージアム。ワルシャワでも行われていますが、その時が大統領官邸に入れるチャンスです。中に入るとヤツェク・マルチェフスキの絵がたくさんある部屋があります。行列必須ですが、是非お出かけください♪
その他にも、ヘウモニンスキ(Józef Chełmoniński)さん、ギエリムスキさん(Aleksander Gierymski)など、素敵な画家の作品がたくさん♪ギエリムスキさんは、ユダヤ人の日常生活を描いた画家です。国立博物館に展示されている「オレンジを売る女(Żydówka z pomarańczami)」は、長い間行方不明になっていたそうですが、2010年、ドイツのオークションで発見されて、政府が買い取ったというストーリーがあるそうですよ。
ポーランドの絵画を見ることができる場所はもちろんいろいろありますが、やっぱり国立博物館に行くのが手っ取り早いです。絵だけじゃなくっていろいろありますよ☆ポーランド考古学者が発見したアフリカのキリスト教教会を再現した展示もありました♪
でもご注意!2月6日から5月10日まで「来自肖邦故郷的珍宝(ショパンの故郷からやってきた珍しいお宝展)」ということで作品のいくつかが北京の博物館に出張しているようです。情報をチェックしてからお出かけください☆