発酵キャベツ(Kapusta Kiszona)

Kapusta kiszona(カプスタ・キショナ)はポーランドでよく食べられているキャベツの漬物です。

酸っぱいので酢漬けと思われていることもありますが、これは発酵による酸味で、実は酢は入っていません。千切りにしたキャベツを塩と一緒に大きな漬け樽にいれ、重石をして保存します。漬ける際に人参を薄く千切りにしたものローリエの葉を加えることもあります。ビタミンがたくさん含まれており、ポーランド人にとっては長い冬のための大事な保存食です。

そのまま食べてもおいしいですが、玉ねぎやローリエ・オールスパイスなどの香辛料・ブイヨンなどと一緒に火を通したKapusta Zasmażana(カプスタ・ザスマジャナ)は肉料理の漬けあわせとして出てくることが多いもので、また違う味わいがしてとてもおいしいです。Bigos(ビゴス)と作るときに欠かせない材料でもあり、キャベツ入りピエロギ(Pierogi z kapustą)の中身にもなります。

 

(写真はosesek.pl, mamsmak.plのものです)