ピズィ(Pyzy)

じゃがいも生産量では世界トップクラスを誇る国、ポーランド。主食はもちろんじゃがいもです。茹でたり揚げたりするほかにも、ピエロギの中身にしたりパンケーキ(Placki ziemniaczane – プラツキ・ジェムニアチャーネ)にしたりと様々な食べ方があります。今回はじゃがいもを使ったお団子、ピズィ(Pyzy)をご紹介します!

Pyzyの作り方

作り方ですが、まず用意したじゃがいもの半分は皮をむいて茹でてからつぶします。残りのじゃがいもは皮をむいてから、生のまま摩り下ろし、よく水気を切っておきます。ちなみにこのときに出た水分は捨てないでとっておき、澱粉が沈殿したら水分を捨てて澱粉だけ取り出します。茹でてつぶしたじゃがいもと生のじゃがいも、取り出した澱粉に卵(入れない家庭もあるようです)・塩胡椒を入れてよく混ぜます。生地が水っぽい場合は片栗粉を加えます。生地がまとまったら切りわけて丸め、沸騰したお湯に入れて浮き上がってきたらそのまま10分ほど茹でれば出来上がり。ベーコンや玉ねぎをたっぷりのラードで炒めたオクラサ(okrasa)というものをかけて頂きます。

Pyzyの食べ方

ピズィはそのままで食べるほかにも、中にお肉を詰めたもの(Pyzy z mięsem – ピズィ・ズ・ミェンセム)もよく食べられます。これは挽肉(先に火を通しておいても)に炒めたたまねぎを混ぜて塩胡椒やハーブなどで味をつけ、生地でくるんで茹でたものです。これもやはりオクラサをかけて。

出来上がったら冷めないうちにいただきましょう。食感はモチモチしていてとてもおいしいです。