„Zimna Wojna/Cold War”がヨーロッパ映画賞最優秀作品賞はじめ5つの賞を受賞!

2018年12月15日、スペインのセビリアで開催された第31回ヨーロッパ映画賞で、ポーランドのパヴェウ・パヴリコフスキ監督作品”Zimna Wojna / Cold War”が最優秀作品賞・最優秀監督賞・最優秀脚本賞、最優秀女優賞(Joanna Klig)そして最優秀編集賞(Jarosław Kamiński)の5冠に輝きました!

本作品監督のパヴリコフスキ氏はワルシャワ出身。14歳で母親と共にイギリスへ渡り、オックスフォード大学在学中に映画の道に進みました。代表作には2013年に公開され、2015年に第82回アカデミー賞外国語映画賞を受賞した「イーダ (原題:Ida)」があります。

「Cold War」は1950代のポーランド・ユーゴスラヴィア・ベルリンそしてパリを舞台に、愛し合う音楽家2人の姿を描いたもので、俳優陣も「イーダ」で主役イーダのおばヴァンダを演じたアガタ・クレシャ(Agata Kulesza)や同じく「イーダ」で歌手を演じたヨアンナ・クリグ(Joanna Kulig)、「Bogowie(英題:Gods)」でポーランド初の心臓移植手術を成功させた医師ズビグニエフ・レリガ氏を演じたトマシュ・コト(Tomasz Kot)、そして「杉原千畝 スギハラチウネ」でポーランド人スパイ・ぺシュを演じたボリス・シッツ(Borys Szyc)など、ポーランド映画界を代表する錚々たる顔ぶれが集まっています。

この受賞を受け、ポーランド国内ではアカデミー賞へのはずみがついたのでは、という声も出ています。

(写真はwyborcza.plのものです。