カルナヴァウ (Karnawał)は日本語でカーニバル、謝肉祭のことで、公現祭(1月6日)から四旬節が始まる前の期間のことを指します。この期間に関しては国によって異なるそうですが、ポーランドは1月6日からが一般的です。キリスト教では、四旬節が始まるまでのこの時期、パーティをしたりごちそうを食べたりと、楽しく過ごせることになっています。2023年の四旬節は2月22日に始まります。
ポーランドではカルナヴァウは昔から盛大に祝われていました。みな一緒に集まり、ごちそうを食べ、お酒を飲み、歌って踊って大騒ぎしていたのだそうです。また、各地方独特の祝い方もありました。例えば山岳地帯ではクリスマスキャロルを歌ったり、オポーレ地方では“熊とのダンス”という、熊の格好をした男性もしくは案山子と一緒に踊る習慣があったそうです。カルナヴァウの時期はまた、婚約にうってつけの時期とも言われていました。
現在は上記のように祝われることもあまりなくなりましたが、それでもパーティが開かれることはよくあります。例えば幼稚園や小学校では仮装パーティが行われています。パーティの日、子供たちは自分の好きなヒーローやアニメの主人公の格好で登校し、体育室でお菓子屋ジュースを楽しみつつ、みんなで一緒に踊るのだそうです。
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