音楽日記をお届けします。 3/4(土)、ワルシャワにマゾフシェ舞踊団がやって来ました。 文化宮殿内のホールにて。 私が手に入れたチケットの席は、何と1列目の右端! オペラの様に、舞台の下にオーケストラ(民族楽団)が並んでいるので、私の席は まさに打楽器のおじさんの目の前。 序曲が終わると、幕が開き 色鮮やかな衣装を身につけた舞踊団があらわれました。 歩くようなリズムの踊り(Chodzony ホゾニー)から始まり、マズルカの一種でもあるオベレックやクーヤヴィアックなど、 1曲ごとに、衣装替えをした男女が入れ替わり立ち替わりあらわれます。 男女ペアの優雅な踊り、アクロバット的な踊り(Tance Goralskie 山の踊り)、 きれいな歌あり、目でも耳でも楽しめる舞台でした。 特に、舞台上の踊り子達の あの生き生きとした表情が、とっても気に入りました。 さて、私の目の前で演奏している打楽器担当のおじさんが、急に姿を消しました。 あれ?っと思っていると、衣装替えをして舞台上に!! しかも、何かめずらしい楽器を手にしています。 私の記憶が正しければ、その楽器の名前はKozik。 アコーディオンと縦笛を組み合わせたような民族楽器です。 そのKozikの (アコーディオンで言うなら)空気を送り込む部分は、何と 牛の膀胱からできているのです。 その膀胱袋?を右脇にかかえ、右腕を上下させ空気を送り込みながら、演奏するのです。 残念ながら、独奏状態ではなかったので、具体的な音は聴き取りにくく・・・ しばらくすると、Kozik担当のおじさんは打楽器担当に戻ってました。 何十年も、この仕事一筋にがんばっているおじさんの演奏姿は、素敵でした。 それでは。 (写真はwww.warszawa.plのものです) 関連記事 / Related posts: 関連記事がありません / No related posts.
少し前の話になりますが、11月にローマに行きました。ここクラコフからだと飛行機で2時間くらい。朝7時に家を出ました。その日は気温が0度近くで真っ白に霜が降りていました。ローマには昼頃に着き、ふと見た外の温度計は何と20度をさしていて、「暖かーーい!」が第一印象でした。 日本で言えば東京沖縄間が飛行機で2時間くらいだから、そんなもんかな…と考えながら空港から電車で市内に入ると、「ローマって常夏の国だったけ?」なんて錯覚しそうなくらい。11月といえども花や緑が美しい(緯度でいうとだいたい東京の当たりなんですが)。その上、日本から来るのと違って時差はないし、眠い目をこすりながら市内観光ということもなく、これぞヨーロッパに住む一番の利点。 通りは観光の街ローマ…びっくりするほどの日本人旅行者。いろいろと噂には聞いていたローマですが、やっぱり私もスゴイ!おいしい!美しい!ブティックのショーウィンドウはキラキラしてまぶしい程、田舎者丸出しできょろきょろしてしまいました。 でも、まずは料理。といっても私は毎日パスタとピッツァしか食べていなかったのですが、不思議なことにそれしか食べたいと思わなかったのでした。とにかくトマトがおいしい。魚介類がおいしい。複雑な料理よりもパスタに絡めて食べるか、ピッツァの上にのせて焼くだけのシンプルな物が素材の良さを十分に味わえたように思います。 自然の恵みは素晴らしい!! 帰ってからしばらくはトマトばかり食べていました。かなり味は違いますがポーランド風トマトソースを作りました。子供が喜ぶので我が家では定番となりました。 トマト 1キロ 玉ねぎ 3個(中くらいのもの) みじん切り トマトペースト 1缶 ニンニク 1粒 つぶしてみじん切り 生のバジル、チャイブ、パセリ 各大さじ1 みじん切り オリーブオイル 大さじ2 塩、コショウ ハーブ(タイム、マヨラン、オレガノ、パプリカ、ナツメッグ、ローズマリー等)適量 *ポーランド名はズッキーニのトマト煮込み参照 1) 厚手の鍋にオリーブオイルを入れ、ニンニク、バジル、チャイブ、パセリをいためる。 2) 香りが出たら玉ねぎを入れ透き通るまでいためる。 3) トマトを入れ30分弱火で煮こむ。トマトの形がくずれてソース状になる程度。形が残っているものは木じゃくしでつぶしソース状にする。 4) トマトペーストを入れ更に10分ほど煮こむ。 5) ハーブ、塩、コショウで味を整える。 バリエイション1 上記で作ったトマトソース ツナの缶詰 1缶 パスタ(好みのもの) 500グラム チーズ(Ser ementalski) 適量 シュレッドする トマトソースにツナを入れよくかき混ぜ、プツプツと全体に熱が回ったところで火からおろす。パスタにかけていただく。好みでチーズをかける。 バリエイション2(これは大人向け) 上記のトマトソース半分 唐辛子(Papryka peperoni) 2つ (ビンに漬け込んだものが便利、みじん切り) パスタ (好みのもの) 300グラム チーズ(Ser smentalski) 適量 シュレッドする トマトソースに唐辛子を入れよくかき混ぜる。プツプツと全体に熱が回ったところで火からおろす。パスタにかけていただく。好みでチーズをかける。 よくあるトマトソースですが、私は玉ねぎをたくさん入れます。みじん切りをするのは目も痛くなるし手も疲れますが、みじん切り器(手動)を使うと一瞬の内に出来あがります。またはフードプロセッサーもいいかもしれません。 これは時間のある時に作っておいて冷凍しておくと便利です。特に夏場のトマトは太陽の味がしておいしいので少し残ったものでも冷凍しておいて次回のものに加えると一段とおいしくなります。冬場のトマトも買った後日の当たる(ポーランドでは ちょっと難しいけど明るいところ)室内に1日、2日置いておくと少しは味が良くなります。 解凍して火にかけたらハーブをもう一度入れて味を整えると、冷凍品という感じは無くなります。パスタは色々に変えると子供は物珍しさも手伝ってよく食べます。そのうちにパスタ売り場でこれがいいと指定までするようになります。 おまけ 今回のローマ旅行の目的は、バチカンのヨハネパウロ2世のミサ(?毎週水曜日サンピエトロ広場で朝9時から開かれる)に行くためでした。ヨハネパウロ2世がポーランドを訪問した時は熱狂的な歓迎で、とても普通の人が行けるというようなものではなかったのですが、さすがにここはカトリックの総本山だけあって、普通の人も私のように信者でない人も簡単に行けます。 入場券は泊まっているホテルのConcierge(コンシアージュ)に聞くのが一番簡単です。チケットは無料ですが、寄付を要求されるので少し払います。(私達は約40zl程払いました) 当日、いい席に座りたい場合は1時間くらい前に行きます。入り口では手荷物の検査があるので荷物は少なめが便利。11月は旅行者が少ないと言われているせいか、それとも私達が早かったせいか、ほとんど一番前まで行ける程すいていました。 会場は4台の巨大スクリーンが設置されていて遠くからも見えるようになっています。(何となくマイケルジャクソンのコンサートにでも来たような雰囲気…例えが古くてごめんなさい) ヨハネパウロ2世は、電気自動車のような小さい車で会場を練り歩きながら登場します。こんな身近に見られるということにとても感動してしまいました。そしてここに来ていた日本からの団体のために、彼は日本語で祈りの言葉を読み上げました。 私はローマの市内観光買い物を楽しみに来た単純な観光客だったのですが、主人の予定で偶然来ることになり、改めてキリスト教の聖地に来ていることを悟りました。ローマに来られないキリスト教信者の方どうもすみません。 この第1の予定が終わって自由になり、さてさて、買い物。ポーランド通貨にして考えるとどれも高くて手が出ないにもかかわらず、日本円にすると「安い」となる。ドイツマルクに直すとそう安くもないけど、同じ物をドイツで買ったらもうちょっと高いかな…という具合で、同じ値段でも通貨によって安くなったり高くなったり…。ですから買う時は必ず日本円に直して買いました。少し得して買えたような気になってしまったのがなんとも不思議な日本円の魅力です。 関連記事 / Related posts: マダムKのレシピワールド : 野菜サラダ4種 マダムKのレシピワールド : クリスマスチキン マダムKのレシピワールド : カラレパのあんかけ マダムKのレシピワールド : 鯖の酢醤油あえ&にしんの南蛮漬け マダムKのレシピワールド : ブルーチーズスパゲッティ