2006年3月にポーランドの政府はアウシュヴィッツ強制収容所の正式名称を変更したいとの旨を、ユネスコに申し込んだ。提案された新名称は:「元ナチス・ドイツのアウシュヴィッツ強制収容所」である。原因は?世界のメディアではたびたび「ポーランドのアウシュヴィッツ強制収容所」と表示されていたからだ。 ポーランドの提案は幾つかの米国とイスラエルのユダヤ協会に支持されたが世界ユダヤ協会だけがは反対だったようだ。協会の服長Maram Stern(マラム・シテルン)は今年4月「ワルシャワの政府はポーランドが強制収容所でなんの役割を果していなかったと見せたがっている」と発表した。 しかしながらSternは自分の意見を部分的に取り下げた。彼にとってはユダヤ大虐殺を生き残った人はわずかだが、今名称を変更するのは早すぎると述べた。 現時点では世界ユダヤ協会長達は自分の反対を取り下げており、これにより新名称に変更されることとなった。 関連記事 / Related posts: ポーランドの博物館・美術館 ”無料の11月” – Darmowy listopad 「ポーランドのユダヤ人歴史博物館」がヨーロピアン・ミュージアム・オブ・ザ・イヤー2016を受賞! アウシュビッツで盗難事件 ポーランドの世界遺産