ポーランド代表チーム(女子)の活躍は記憶に新しく、日本でも「美女軍団」などともてはやされましが、残念ながらここ最近は低迷していて、FIVB世界ランキング(2020年4月8日現在)でも16位となっています。しかし、過去には常に上位につけ、特にヨーロッパ選手権では1949年の第1回大会から1971年の第8回大会まで連続入賞を果たしています。また、1964年の東京オリンピックでは、初めてバレーボールが公式競技となりましたが、ポーランド代表チーム(女子)は、銅メダルを獲得しています(金=日本、銀=ソ連)。その次のメキシコシティ・オリンピックでも金=ソ連、銀=日本、銅=ポーランドでした。それ以降、オリンピックでの活躍はなくなってしまいましたが、現在の低迷から抜け出して、また東京オリンピックで、その活躍を見せて欲しいものです。 (ポーランド代表チームの歴代成績(男子) 年 大会名(開催地or決勝戦地) 結果 1949 ヨーロッパ選手権(プラハ) 3位 1950 ヨーロッパ選手権(ソフィア) 2位 1951 ヨーロッパ選手権(パリ) 2位 1952 世界選手権(ソ連) 2位 1955 ヨーロッパ選手権(ブカレスト) 3位 1956 世界選手権(フランス) 3位 1958 ヨーロッパ選手権(プラハ) 3位 1960 世界選手権(ブラジル) 4位 1962 世界選手権(ソ連) 3位 1963 ヨーロッパ選手権(ブカレスト) 2位 1964 オリンピック(東京) 3位 1967 ヨーロッパ選手権(イスタンブール) 2位 1968 オリンピック(メキシコシティ) 3位 1971 ヨーロッパ選手権(ミラノ) 2位 1977 ヨーロッパ選手権(ヘルシンキ) 4位 2003 ヨーロッパ選手権(アンカラ) 優勝 2003 ワールドカップ(日本) 8位 2005 ヨーロッパ選手権(ザフレブ) 優勝 2005 ワールドグランプリ(仙台) 7位 2007 ヨーロッパ選手権(ルクセンブルグ) 4位 2007 ワールドカップ(日本) 6位 2007 ワールドグランプリ(寧波) 6位 2008 オリンピック(北京) 9-10位 2009 ヨーロッパ選手権(ウッジ) 3位 2010 ワールドグランプリ(寧波) 6位 2011 ワールドグランプリ(マカオ) 10位 2012 ワールドグランプリ(寧波) 8位 2013 ワールドグランプリ(札幌) 15位 2014 ワールドグランプリ(札幌) 16位 2015 ワールドグランプリ(オマハ) 14位 2016 ワールドグランプリ(バンコク) 14位 2017 ワールドグランプリ(南京) 13位 世界選手権(女子)は1952年が第一回大会で4年毎 、ワールドカップ(女子)は1973年が第一回で4年毎、ヨーロッパ選手権(女子)は1949年が第一回大会で当初ランダムに開催されていたが1975年からは2年毎に開催されている。 関連記事 / Related posts: バレーボール・ポーランド代表チームの歴代成績(男子) サッカー・ポーランド代表チームの歴代成績(
バレーボール、ポーランド代表チーム(男子)の世界ランキングはブラジルとアメリカに次ぐ3位(2020年4月9日現在)です。過去には世界選手権やオリンピックでも優勝した実績があるのをご存知でしたか?特に1970年代が黄金期でしたが、80年代に入ると世界の舞台からその姿を消し、民主化後の90年代もほとんど活躍していません。ところが2000年代半ばから徐々に実力を伸ばし、世界の舞台に戻って来ました。 (ポーランド代表チームの歴代成績女子) 年 大会名 結果 1956 世界選手権(フランス) 4位 1960 世界選手権(ブラジル) 4位 1965 ワールドカップ(ポーランド) 2位 1967 ヨーロッパ選手権(イスタンブール) 3位 1974 世界選手権(メキシコ) 優勝 1975 ヨーロッパ選手権(ベオグラード) 2位 1976 オリンピック(モントリオール) 優勝 1977 ヨーロッパ選手権(ヘルシンキ) 2位 1979 ヨーロッパ選手権(パリ) 2位 1980 オリンピック(モスクワ) 4位 1981 ヨーロッパ選手権(ヴァルナ) 2位 1983 ヨーロッパ選手権(東ベルリン) 2位 2005 ワールドリーグ(ベオグラード) 4位 2006 世界選手権(日本) 2位 2007 ワールドリーグ(カトヴィッツェ) 4位 2009 ヨーロッパ選手権(イズミル) 優勝 2011 ヨーロッパ選手権(オーストリア、チェコ) 3位 2011 ワールドカップ(日本) 2位 2011 ワールドリーグ(グダンスク) 3位 2012 ワールドリーグ(ソフィア) 優勝 2014 世界選手権 (ポーランド) 優勝 2015 ワールドカップ(日本) 3位 2015 ヨーロッパリーグ (ポーランド) 3位 2018 世界選手権(イタリア・ブルガリア) 優勝 2019 ワールドカップ(日本) 2位 2019 ヨーロッパ選手権(フランス・ベルギー・スロベニア・オランダ) 3位 欧州選手権(男子)は1948年が第一回大会で1975年から2年毎、世界選手権(男子)は1949年が第一回で1952年から4年毎、ワールドリーグ(男子のみ)は1990年から毎年開催されている。 関連記事 / Related posts: バレーボール・ポーランド代表チームの歴代成績(女子) サッカー・ポーランド代表チームの歴代成績( ポーランドの人気乗用車ランキング
昔のポーランドの教育システムでは小学校は7歳から8年間、普通高校は4年間、大学は5年間(医科大学は6年間)でした。1999年9月1日に新制度が導入され、小学校(シュコワ・ポツタヴォーヴァszkoła podstawowa)は6年間、中学校(ギムナジウム gimnazjum)は3年間、そして普通高校(リツェウム liceum)は3年間となりました。義務教育は中学校までで、以前の8年制から日本と同様の9年制に変わりました。 しかし2017年9月1日より再び改正(Reforma szkolna)され、1999年以前のシステムに戻りました。つまり、小学校は7歳から8年間、普通高校は4年間になります。今年の6月まで小学校6年生だった子供たちは2017年9月1日に7年生に進級しましたが、既に中学校に通っていた生徒たちは、予定通り中学校に3年通ってから卒業することになります。中学校は2019年9月1日に廃止となりました。 新学期は9月1日からはじまります(大学は10月から)。冬休み(フェリエ・ジモーヴェ ferie zimowe)は2月頃に2週間ほど、夏休み(ヴァカツィエ wakacje)は6月後半から8月一杯となります。その他にもクリスマス、復活祭等の休みがあります。冬休みまでが前期、それ以降が後期になり、2学期制です。公立学校は原則的に授業料は無料です。ただし、遠足や学校の催しの際にはPTA等から参加費を募ります。 公立学校の他には、私立学校、半公立半私立学校(国の助成金を受けながら、授業料等を父兄から徴収するシステム=シコワ・スポウェッチナ szkoła społeczna)があります。・公立学校への入学・編入外国人(両親のどちらもポーランド籍でない場合)として公立学校に入学・編入するのは大変困難といわざるをえません。在留邦人ではあまり例がありませんが、この場合、学校側が受け入れるかどうかを判断します。これは私立や半公立半私立学校も同様です。数少ない例では、半公立半私立学校に通っている日本人児童がいましたが、通常の公立学校では入学を受け入れられず、地区外の半公立半私立学校に偶然生徒の空きがあったので幸運にも入学できたとのことです。従って公立学校に入学・編入を希望する場合は、地元の学校に直接問い合わせるしかありません。入学時に必要とされる書類も、上記の例では何も必要なかったようですが、学校によっては様々な書類の提出を求められることは充分考えられます。 写真はparenting.plのものです。 関連記事 / Related posts: ポーランドの教育制度 ポーランドの学校 Japońska szkoła podstawowa- ciekawostki ポーランドの冬休み(Ferie Zimowe)