Mieliście okazję spróbować kiedyś umeboshi (梅干し)? To kwaśny, suszony owoc – po angielsku określany słowem plum, stąd w języku polskim funkcjonuje często jako śliwka, chociaż w rzeczywistości bliżej mu do moreli. Tradycja robienia i spożywania umeboshi sięga naprawdę dawnych czasów – uważa się, że już w okresie Heian 平安時代 (794-1185) cesarz był w stanie wyleczyć się z epidemii, pijąc herbatę parzoną z wodorostów, umeboshi i kombu. Pierwotnie więc umeboshi pełniło przede wszystkim rolę lekarstwa dla arystokracji. Stosowanie umeboshi w celu leczenia chorób rozprzestrzeniło się później również wśród kasty wojskowej w okresie Kamakura 鎌倉時代 (1185-1333). Podczas okresu wojen domowych Sengoku 戦国時代 (1467-1603) umeboshi było używane na polu bitwy jako poręczne antidotum […]
ウォッカ(wódka‐ポーランド語ではヴトゥカ)はポーランドを代表するアルコールで、ジン、テキーラ、ラムと並ぶ4大スピリッツの一つといわれています。トウモロコシ、小麦、大麦の穀類、ジャガイモなどのイモ類を原料として糖化、発酵、蒸溜し、得られたスピリッツを濾過したものです。ちなみにwódkaという言葉はポーランド語のwoda(ヴォダ‐水)を可愛くした呼び名です。「お水ちゃん」と言ったところでしょうか。日本だと男性が飲む強いお酒というイメージですが、ポーランドでは老若男女に愛されています。結婚式などのおめでたい席や親戚一同集まっての食事時には欠かせないお酒です。 透明で無味無臭なのが特徴で、そのままストレートで飲むほか、カクテルのベースにも使われています。アルコール度数はほとんどのものが40パーセントです。透明なものはczysta(チスタ)と呼ばれます。バーなどでストレートのショットを頼むときも、この名称を使います。冷凍庫に入れてキンキンに冷やしたものをウオッカ用の小さいショットグラスに注ぎ、一気に飲み干します。そのままだと喉が焼けるので、ジュースやコーラ、お水をチェイサーとして飲みます。ポーランド産のウオッカの有名な銘柄にはChopin(麦・ライ麦・イモ)、Belvedere(ライ麦)、Wyborowa(ライ麦)、J.A.Baczewski(イモ)、Luksusowa(イモ)、Dębowa(麦)などがあります。これらは免税店でも購入可能です。 透明なものの他にも、味付き・香り付きのフレーバーウォッカもあります。その中でも有名なものに、日本ではズブロッカの名前で知られているżubrówka(ジュブルフカ)があります。これはライ麦ベースのウォッカにポーランドの世界遺産「ビアウォヴィエジャの森」で採れるバイソングラスを漬けたもので、必ず1ビンに1本バイソングラスが入っています。バイソングラスはバイソンが好んで食べるといわれているものです。肝心のジュブルフカのお味ですが、まろやかで、草の香りがします。これは日本の桜餅などと同じ「クマリン」という成分が入っており、そういわれると確かに桜餅の味と匂いがしないこともありません。冷やしたものをそのままストレートで飲むのもいいですが、リンゴジュースで割ると甘さの中にスパイシーさが混じった味になり、とてもおいしいです。ポーランド人はこのカクテルをszarlotka(シャルロトカ‐アップルパイという意味)と呼びます。 その他にもフルーツ味のwiśniówka(ヴィシニュフカ‐チェリーウオッカ)、cytrynówka(ツィトリヌフカ‐レモンウオッカ)、malinówka(マリヌフカ‐ラズベリーウオッカ)やミント味のmiętówka(ミエントゥフカ)などがあります。ハーブ・スパイスとドライフルーツを原料とした、甘さの中にかすかに苦味のあるWódka Żołądkowa Gorzka(ヴトゥカ・ジョウォントコヴァ・ゴシュカ)も人気があります。このウオッカはニガヨモギやリンドウの根などが入っており滋養・強壮にも効果があるようです。 また、風邪のひきはじめや胃の調子が悪いとき、ウオッカに黒胡椒を多めに入れて飲むと調子がよくなると言われています。が、お酒に弱い人は却って具合が悪くなることもあるので、試すときは自己責任で! 関連記事 / Related posts: シャルロトカ (Szarlotka) ナレフカ(Nalewka) ポーランドのパン ポーランドで食べたいもの 世界から見たポーランド(産業編)
1月21日はポーランドでは「祖母の日」、ポーランド語ではDzień Babci(ジェン・バブチ)です。 母の日や父の日と同じく、この日は孫たちが大好きなおばあちゃんに日ごろの感謝の気持ちを伝えます。おばあちゃんの家を訪ねてお花やプレゼントを渡したり、離れている場合は電話をします。今年も去年に引き続きコロナウイルスの影響があるため、電話をするのが主流になりそうです。 さてこの「祖母の日」、一見とても歴史のある祝日のように思えますが、ポーランドで始まったのは1960年代と意外にも最近なのだそうで、当時人気のあった「女性と生活(Kobieta i Życie)」、「ポズナン・エクスプレス(Express Poznański)」などの雑誌が提唱したことがきっかけになったのだとか。正式に制定されたのは1966年だそうです。 この「祖母の日」、祝日ではありますが学校や会社も休日にはなりませんし、商店なども通常営業しています。ちなみに翌日1月22日は「祖父の日(Dzień Dziadka – ジェン・ジャトカ)」です。こちらもお忘れなく! 関連記事 / Related posts: 祖父の日(Dzień Dziadka) – ポーランドの祝祭日 男性の日 (Dzień Mężczyzn) – ポーランドの祝祭日 姑の日(Dzień Teściowej) – ポーランドの祝祭日 女性の日 (Dzień Kobiet) – ポーランドの祝祭日 教師の日 (Dzień Nauczyciela) – ポーランドの祝祭日








