コマサ監督最新作、2020年トライベッカ映画祭で最優秀作品賞受賞

2020年4月29日、米トライベッカ映画祭受賞作の発表があり、先日”Corpus Christi (原題:Boże Ciało)”でアカデミー賞外国語映画部門にノミネートされたポーランド人監督ヤン・コマサ(Jan Komasa)氏の最新作”The Hater (原題:Sala Samobójców. Hater)”がインターナショナル・ナラティブ部門で最優秀作品賞を受賞しました。 トライベッカ映画祭は9.11後にニューヨークの復興を願い始まった、毎年春 […]

“Corpus Christi”が2020年アカデミー賞国際長編映画賞部門にノミネート!

2020年1月13日、映画科学アカデミーは第92回アカデミー賞のノミネートを発表し、ポーランドのヤン・コマサ(Jan Komasa)監督作品“Corpus Christi(原題:Boże Ciało)”が国際長編映画部門(これまでの外国語映画賞部門)にノミネートされました。 ポーランドの作品が最後にアカデミー賞にノミネートされたのは2015年、パヴェウ・パヴリコフスキ(Paweł Pawlikowski)監督作品“イーダ(原題:Ida)”で、外国語映画賞を受賞してい […]

„Corpus Christi”が2020年アカデミー賞国際長編映画賞ショートリスト入り

第92回アカデミー賞における9部門のショートリストが発表され、ポーランドのヤン・コマサ(Jan Komasa)監督作品”Corpus Christi (原題:Boże Ciało)”が国際長編映画賞のリスト入りを果たしました。 この物語は少年院で改心し神父になろうと決心した少年が、出所後小さな町で神父に扮し聖職者として振舞うが、少年院時代の仲間がやってきたことで状況が変わってくるというもので、実際にあったストーリーが元にな […]

ロマン・ポランスキ (Roman Polański)

ロマン・ポランスキは「戦場のピアニスト」や「ローズマリーの赤ちゃん」などの作品で有名なポーランドの映画監督です。 ポランスキーは1933年8月11日、フランスのパリでユダヤ系ポーランド人の家庭に生まれました。出生時の名前はRajmund Roman Liebling (ライムンド・ロマン・リーブリング)。彼が3歳になると一家はポーランドのクラクフへ引っ越します。1939年になるとユダヤ系であったポランスキ一家は、ドイツ軍が作 […]

サンダンス映画祭でクリスティーナ・ヤンダが演技賞を受賞!

アメリカのユタ州・パークシティで2019年1月24日から2月3日まで開催されていた第35回サンダンス映画祭のワールドシネマドラマコンペティション部門で、ポーランドの女優クリスティーナ・ヤンダ(Krystyna Janda)が演技賞を受賞しました! コンペティションに出品されたヤツェク・ボルツフ(Jacek Borcuch)監督作品”Słodki koniec dnia (原題:Dolce fine giornata)”の中でヤンダはポーランドの詩人でノーベル賞 […]

„Zimna Wojna/Cold War”がヨーロッパ映画賞最優秀作品賞はじめ5つの賞を受賞!

2018年12月15日、スペインのセビリアで開催された第31回ヨーロッパ映画賞で、ポーランドのパヴェウ・パヴリコフスキ監督作品”Zimna Wojna / Cold War”が最優秀作品賞・最優秀監督賞・最優秀脚本賞、最優秀女優賞(Joanna Klig)そして最優秀編集賞(Jarosław Kamiński)の5冠に輝きました! 本作品監督のパヴリコフスキ氏はワルシャワ出身。14歳で母親と共にイギリスへ渡り、オックスフォード大学在学中に映画の道 […]

第68回ベルリン映画祭:マウゴジャタ・シュモフスカ監督作品が審査員賞を受賞!

2月15日から25日までドイツ・ベルリンで行われていた第68回ベルリン映画祭で、ポーランドのマウゴジャタ・シュモフスカ(Małgorzata Szmowska)監督作品「Mug (原題:Twarz)」が審査員賞となる銀熊賞を受賞しました!シュモフスカ監督の同映画祭での受賞は、2015年に監督賞を受賞した「君はひとりじゃない (原題:BODY/CIAŁO)」に続いて2度目となります。 「Mug」の舞台はポーランドのある田舎町。家族やガールフレンド、ペッ […]

クシシュトフ・キエシロフスキ(Krzysztof Kieślowski)

クシシュトフ・キエシロフスキ(Krzysztof Kieślowski)は「デカローグ」や3部作「トリコロール」で有名な、ポーランドの映画監督です。 クシシュトフ・キエシロフスキは1941年6月27日ワルシャワで生まれました。義務教育を終えたあとは消防学校に入学しましたが、わずか半年で退学。1957年には家族のすすめで、彼の叔父が校長を務めていたワルシャワの演劇学校に入学。卒業後は演劇監督になることを夢見るも断念、ウッジの […]

2017年ベルリン国際映画祭:ポーランド映画”Pokot”が銀熊賞を受賞!

2月18日、世界3大映画祭のひとつであるベルリン国際映画祭のコンペティション部門の発表が行われ、ポーランドのアグニエシュカ・ホランド(Agnieszka Holland)監督作品”Pokot (英題:Spoor)”が銀熊賞の一部門であるアルフレッド・バウアー賞を受賞しました! „Pokot”はポーランドの女流作家オルガ・トカチュクの” Prowadź swój pług przez kości umarłych”という小説をもとにつくられた […]

2017年ベルリン国際映画祭:ポーランド人女優がシューティング・スター賞を受賞!

2月9日よりドイツのベルリンで行われている第67回ベルリン国際映画祭で、ポーランドの女優ゾフィア・ヴィフラチ(Zofia Wichlacz)がシューティング・スター賞(Shooting Stars Award)を受賞しました! この賞は1998年、ヨーロッパ映画界に登場した若く才能あるニュースターを取り上げて評価し、今後のステップアップをはかってもらうために1998年に創設されたもので、これまでにはジェームス・ボンド役でおなじみのダニエル・ […]

2016ヨーロッパ映画賞:”Body/Ciało”が“ピープルズ・チョイス賞”を受賞!

ポーランドのヴロツワフで行われていた第29回ヨーロッパ映画賞で、ポーランドの女性監督マウゴジャタ・シュモフスカ(Małgorzata Szumowska)氏の”Body/Ciało”(邦題:ボディ)がピープルズ・チョイス賞(観客賞)を受賞しました! シュモフスカ監督は、ペドロ・アルモドバル監督の“ジュリエッタ”やトム・フーパ=監督の“リリーのすべて”、そして今年ベルリン国際映画祭で金熊賞を獲得したジャンフランコ・ロージ […]

アンジェイ・ヴァイダ氏が死去

ポーランドを代表する映画監督のアンジェイ・ヴァイダ(ワイダ)氏が2016年10月9日夜亡くなりました。90歳でした。 ヴァイダ監督は1954年に「世代 (Pokolenie)」でデビュー。56年に発表した「地下水道 (Kanał)」(第10回カンヌ国際映画祭審査員特別賞)、58年の「灰とダイヤモンド (Popiół i diament」(第20回ヴェネツィア国際映画祭国際批評家連盟賞)と合わせて「抵抗3部作」と呼ばれており、国際的な評価を受けました。 […]