グダンスクのグダ男です! ちょっと投稿が遅れてしまいましたが、最初に宣言したように、これからもグダグダ書かせてもらいます! さて、今回ご紹介するのは「Nie Nie Nie / ニェ・ニェ・ニェ」という曲です。2001年にティ・ラヴ(T.LOVE)というバンドが「Model01」というアルバムの中で発表し、売上ランキング2位、ゴールドディスクを獲得しました。 この曲、普通に聴いているとちょっと間の抜けたテンポとサックスで、「それを言わないで~」と歌っているので、一昔前のラブソングのように聞こえます。でも実際の歌詞は下記の通りで、戦争反対、独り独りが良く考えろ的になっていてちょっとびっくりです。それもそのはすで、このティ・ラヴ(T.LOVE)というバンド、元々はパンクロッカーたちなんだそうです。 ヴォーカルのムニエック(Zygmunt „Muniek” Staszczyk)は、あるインタビューの中でなぜこの曲を作ったかについてこう語っています。「この曲は当時騒ぎになっていたイエドヴァブネの事件*に対する周囲のリアクションを受けて作った。多くのポーランド人はその事件を胸に止め、謝罪することができなかった。(中略)この曲を聴いてくれる人たちには、日常の中で起こっている色々な問題に対してちゃんと向き合って欲しいんだ」。 *1941年に現マズール地方に住んでいたユダヤ人1000人以上が虐殺された事件で、当初はドイツ軍主導の下に行われたとされていたが、ポーランド人らが積極的に関与していたとする研究著作を2001年にグロス(Gross)教授が発表し、激しい議論を巻き起こした。同年、当事のクファシニェフスキ大統領が公式にユダヤ人に対し謝罪した Połóż pistolet na stół i uprzedzenia wyrzuć w kąt 拳銃を机の上に置いて、偏見を捨てるんだ Na całym świecie są faszyści, Którzy nienawidzą innych rąk ファシストは世界中にいる、他人を憎む奴らは Nie, nie, nie… ノー、ノー、ノー Nie wszystkich możesz zabić, to niemożliwe – uwierz mi 皆を殺すことなんでできない、不可能だ、信じろよ Nie, nie, nie… ノー、ノー、ノー Za dużo możesz stracić, bo takie krótkie są nasze dni 失うものが多すぎる、だって残された時間は少ないんだから Tylko nie mów tego mi, nigdy nie mów tego mi それだけは言わないでくれ、決して言わないでくれ Tylko nie mów tego, że nienawidzisz… それだけは言わないでくれ、憎んでいるなんて Tylko nie mów tego mi, tylko nie mów tego mi それだけは言わないでくれ、決して言わないでくれ Nigdy nie mów tego, że nienawidzisz mnie それだけは言わないでくれ、俺を憎んでいるなんて Więc pomyśl o tym, co Cię boli o wszystkich wojnach, które znasz […]
こんにちは、グダンスクのグダ男です! 皆さん、ポーランドでどんな歌が人気なのか、どんな歌詞なのか興味はありませんか? そこでポーランドの歴代ヒット曲をテキトーな訳とコメントで紹介していきたいと思います! なにしろグダ男なので、更新遅いと思いますが、よろしくお願いします! さて、今日ご紹介するには「バシカ(Baśka)」という曲です。 2002年にヴィルキ(Wilki)というバンドが出したシングルで、当時のラン […]
原題: Mój Nikifor(私のニキフォル) 2004年 97分 監督: Krzysztof Krauze(クシシュトフ・クラウゼ) 脚本: Krzysztof Krauze(クシシュトフ・クラウゼ)、Joanna Kos-Krauze(ヨアンナ・コス・クラウゼ) 出演: Krystyna Feldman(クリスティーナ・フェルドマン)他 素朴にして純粋、自由なイマジネーションと人間的な温もり、そして類まれな色彩感覚…。 世界的な美術シーンにおいても大きなムーブメント […]
10月23日から31日まで開催されていた第27回東京国際映画祭で、ポーランド人俳優ロベルト・ヴィエンツキェヴィチ(Robert Więckiewicz)が最優秀男優賞を受賞しました。 彼の主演した作品はヴォイチェフ・スマジョフスキ(Wojciech Smarzowski)監督の“マイティ・エンジェル”(原題:”Pod Mocnym Aniołym” – ポド・モツヌィム・アニョウィム)で、これはポーランド人作家Jerzy Pilch(イエジィ・ピルフ)の作 […]
ワルシャワの夏の風物詩といえば, ワジェンキ公園の日曜野外ピアノコンサート。 毎年5月から9月までの毎週日曜日, 12時と16時にショパン像の下でコンサートが開かれます。 1959年から続くこの歴史あるこのコンサートでは、ポーランド人だけではなく世界中から集まったピアニスト達が演奏します。演奏される曲目はもちろん全てショパン。たくさんのワルシャワ市民や観光客がのんびりとリラックスした様子でピアノの調 […]
ジェチ・プウォツカ(Dzieci Płocka)はプウォツクにある、ポーランド最古の少年少女民族舞踊団です。ボーイスカウト・ガールスカウトのグループでもあるジェチ・プウォツカは1964年にスカウトマスターであるヴァツワフ・ミルケ(Wacław Milke)氏によって設立されました。 5歳から20歳までの約400人の子供たちで構成されるこの舞踊団では、ポーランドのナショナルダンス(クラコヴィアック・クヤヴィアク・オベレック・ […]
ポーランドは音楽だけでなく、映画で有名な国でもあります。有名な映画監督のアンジェイ・ワイダやロマン・ポランスキもポーランド人です。国民も映画好きの人が多く、映像の世界を志す若者たちが勉強する国立の映画学校もあるほどです。そんなポーランドでは一年中さまざまな都市で映画祭が開催されています。今回はそのうちの最も有名なものをご紹介します。 DOCS AGAINST GRAVITY FILM FESTIVAL (Warszawa, Wrocław) 200 […]
世界で最も権威ある音楽賞のひとつであるグラミー賞。第56回目の授賞式が2014年1月26日にカリフォルニア州ロサンゼルス市のステイプルズ・センターで行われ、ポーランドのピアニストで作曲家のヴウォデック・パヴリック(Włodek Pawlik)氏作曲のアルバム“Night In Calisia”が、最優秀大規模ジャズ・アンサンブル・アルバム賞を受賞しました。ポーランド人がグラミーのジャズ部門で受賞したのは初めてのことです。 […]
前回の続きです。 オペラがわからなくなる一番の理由は今だれとだれが舞台に上がっていて何しているのかわからなくなっちゃうこと、つまり「迷子」になっちゃうことです。だってたいていのオペラはイタリア語だし、字幕はポーランド語だし・・・ どんなにあらすじを予習していっても、今どの場面なのかわからなかったらお手上げ。最近は、例えば「トゥーランドット」では老王は車いすに乗ってたり、トゥーランドットは […]
FILHARMONIA NARODOWA 国立フィルハーモニー アドレス:00-950 Warszawa;ul. Jasna 5 電話番号:(022) 55-17-111; (022)55 17 102 チケット予約: 電話番号: +4822 55 17 149 (10時〜15時) チケットオンライン: www.bilecik.info (支払い方法はクレジットカード及び振込み) www.ebilet.pl (支払方法はクレジットカードのみ) メール・アドレス: sekretariat@filharmonia.pl;filharmonia@filharmonia.pl ホーム・ […]
最近はYouTube等への投稿やオーディション番組の増加に伴い、若い才能が容易に、そして急激にヒットチャートに登場してきます。ここに挙げる曲は複数のラジオ番組のランキング抜粋で、主に10代、20代の若者向けです。 エヴァ・ファルナ(Ewa Farna) – モンスター・ハイ(Monster High) http://www.youtube.com/watch?v=YWdveJR_zv8 チェコ生まれのポーランド人歌手。まだ19歳ながらチェコとポーランドでリリースしたアル […]
1949年リトアニア、メジニシキ村生まれ。1968年ヴィルニウス美術アカデミーを卒業。1981年ポーランド、ワルシャワに移住。創作活動は多岐にわたり、細密画、蔵書票、ブック・アート、絵画、ポスター、パステル作品、仮面、インスタレーション、彫刻、演劇など。様々なアートコンクール・展覧会で受賞。ワルシャワ在住。 写真はpolishpostershop.pl, culture.plのものです 関連記事 / Related posts: マグダレー […]