ヴィスワヴァ・シンボルスカ (Wisława Szymborska)

ヴィスワヴァ・シンボルスカ (Wisława Szymborska)はポーランドの詩人・エッセイスト・評論家・翻訳家・ノーベル文学賞受賞者です。 シンボルスカは1923年7月2日現在はクルニクの一部となっているプロヴェントという町で政治家の父ヴィンツェンティと母マリアの次女として生まれました。1929年クラクフへ引越し、第2次世界大戦中は地下学校で教育を受け、1943年からは鉄道員として働いたことでドイツ帝国への強制労働送りを […]

オルガ・トカルチュク (Olga Tokarczuk)

オルガ・トカルチュク (Olga Tokarczuk)はポーランドの作家・詩人・エッセイスト・脚本家です。 トカルチュク氏は1962年11月29日ポーランド西部スレフフ生まれ。ワルシャワ大学心理学部を卒業し、卒業後はサイコセラピストとしてヴァウブジフの精神衛生相談所に勤務していました。 1993年に作家デビュー。2008年にポーランド文学最高峰のニケ賞を受賞。『逃亡派(Bieguni)』で2018年マン・ブッカー国際賞受賞。2019年に2018 […]

ポーランドのノーベル賞受賞者

◆ノーベル物理学賞・化学賞◆ マリア・スクウォドフスカ・キュリー夫人 (Maria Skłodowska – Curie)、(1867年11月7日生・1934年7月4日没) 物理学者・化学者。政治運動に参加し故国を越え、フランスに亡命。物理学者ベクレルの影響を受け、ウラン鉱石の精製からラジウム、ポロニウムを発見し、原子核の自然崩壊および放射性同位元素の存在を実証。原子物理学の最初の基礎を作るとともに、文字通り今世紀の原子力・核の […]

オルガ・トカルチュク氏がノーベル文学賞を受賞

12月10日、スウェーデンのストックホルムで2019年ノーベル賞授賞式が行われ、ポーランドの作家オルガ・トカルチュク(Olga Tokarczuk)氏が2018年文学賞、オーストリアの作家ピーター・ハントケ氏が2019文学賞を授与されました。昨年は性的暴行事件にからむスキャンダルで文学賞の発表は見送られていたため、今年の発表となりました。 トカルチュク氏はポーランド・スレフフ生まれの57歳。ワルシャワ大学心理学科を卒業し、19 […]

ロマン・ポランスキ (Roman Polański)

ロマン・ポランスキは「戦場のピアニスト」や「ローズマリーの赤ちゃん」などの作品で有名なポーランドの映画監督です。 ポランスキーは1933年8月11日、フランスのパリでユダヤ系ポーランド人の家庭に生まれました。出生時の名前はRajmund Roman Liebling (ライムンド・ロマン・リーブリング)。彼が3歳になると一家はポーランドのクラクフへ引っ越します。1939年になるとユダヤ系であったポランスキ一家は、ドイツ軍が作 […]

ニコラウス・コペルニクス (Mikołaj Kopernik)

地動説で世界的に有名なニコラウス・コペルニクスはポーランド人。ポーランド語ではミコワイ・コペルニク(Mikołaj Kopernik)といいます。1473年にポーランド=リトアニア同君連合王国の都市であったトルンという町で、裕福な商人の息子として生まれました。 最初に入った聖ヨハネ教会付属の学校でラテン語と数学そして天文学に触れたコペルニクスは、その後ヴロツワフの教会付属学校を経て1491年クラクフアカデミー(現在の […]

ルドヴィク・ザメンホフ (Ludwik Zamenhof)

ルドヴィク・ワザジュ・ザメンホフ(Ludwik Łazarz Zamenhof)はユダヤ系ポーランド人の眼科医であり言語学者で、人工言語エスペラントの創始者です。彼の名前はルドヴィク・レイゼル・ザメンホフ(Ludwik Lejzer Zamenhof)とも、またはエスペラント語でルドヴィコ・ラザロ・ザメンホフ(Ludoviko Lazaro Zamenhof)と表記することもあります。 ザメンホフは1859年12月15日、帝政ロシアの支配下にあったポーランド東部のビアウィ […]

マキシミリアン・コルベ神父 (św. Maksymilian Kolbe)

マキシミリアン・マリア・コルベ(Maksymilian Maria Kolbe)神父(出生名ライムンド・コルベ Rajmund Kolbe)は1894年にポーランドのズドゥンスカ・ヴォラで生まれました。 聖母マリア信仰の強い家庭で育ち、その後コンベンツァル聖フランシスコ修道会に入会、ルヴフ(現在はウクライナのリヴィフ)にあるコンヴェンツァル聖フランシスコ修道会の小神学校に入学。1911年の初請願の際にマキシミリアンの名前を与えられま […]

クシシュトフ・キエシロフスキ(Krzysztof Kieślowski)

クシシュトフ・キエシロフスキ(Krzysztof Kieślowski)は「デカローグ」や3部作「トリコロール」で有名な、ポーランドの映画監督です。 クシシュトフ・キエシロフスキは1941年6月27日ワルシャワで生まれました。義務教育を終えたあとは消防学校に入学しましたが、わずか半年で退学。1957年には家族のすすめで、彼の叔父が校長を務めていたワルシャワの演劇学校に入学。卒業後は演劇監督になることを夢見るも断念、ウッジの […]

マリア・スクウォドフスカ・キュリー(Maria Skłodowska – Curie)

(1867年11月7日生・1934年7月4日没) ポーランドの有名な物理学者・化学者です。政治運動に参加し故国を越え、フランスに亡命しました。 物理学者ベクレルの影響を受け、ウラン鉱石の精製からラジウム、ポロニウムを発見し、原子核の自然崩壊および放射性同位元素の存在を実証しました。 原子物理学の最初の基礎を作るとともに、文字通り今世紀の原子力・核の時代を開きます。夫ピエール・キュリー、ベクレルとともに、第一 […]

ヨハネ・パウロ2世 (Jan Paweł II)

ヨハネ・パウロ2世(ポーランド語ではヤン・パヴェウ・ドゥルギィ – Jan Paweł II)はポーランド出身の第264代ローマ教皇です。(在位:1978年10月16日‐2005年4月2日) 史上初のスラヴ人教皇であるヨハネ・パウロ2世(本名カロル・ユゼフ・ヴォイティワ‐ Karol Józef Wojtyła)は、1920年5月18日、ポーランドのヴァドヴィツェ(Wadowice)で父カロル・母エミリアの次男として生まれました。8歳のとき母を、11歳のとき兄 […]

アンジェイ・ワイダ(ヴァイダ) (Andrzej Wajda)

アンジェイ・ワイダ(Andrzej Wajda – ポーランド語ではアンジェイ・ヴァイダ)はポーランドを代表する映画監督です。 ワイダは1926年3月6日、ポーランド北東部の国境に近いスヴァウキという街で軍人の息子として生まれました。第2次世界大戦が始まると父はポーランドを守るため戦いに赴きましたが、カティンの森事件で虐殺されました。 1946年よりクラクフ美術大学で絵画の勉強を始め、シュールレアリズムや抽象絵画 […]