ワルシャワ中央駅 この直方体の形をした建物がワルシャワ中央駅この駅の目の前には文化科学宮殿が高々とそびえ立っている. まずは自分の乗車したい電車の出発時刻を調べよう PKPでは電話でのチケット予約サービスを行っているのでその際に電車の出発時刻も問い合わせよう。またインターネット(http://www.pkp.pl/en/)でのチケット予約も行っているので、全ての電車の時刻表も検索できる。しかし、ポーランド語に自信がない人は上の写真のタイムテーブルが駅のあちこちに貼ってあるので自分で調べよう。白色のタイムテーブルは電車の到着時刻表なので間違えないように。 1階ホールの隅にあるインホメーションセンター もし時刻表を調べてみても自分の乗車したい電車が見つからない場合や、その他に色々調べたい事があったら気軽にこのインホメーションセンターをたずねよう。 1階チケット売り場ホール さて、自分の乗車したい電車が分かったら、次はもちろんチケットを購入しなければならない。この写真は1階ホールにある国内路線のチケット売り場。窓口上方にも電車の時刻表が簡単に表示されている。窓口はたくさんあるが週末、祝日などは殆どのポーランド人が実家に帰省するので混雑している日も多い。なおポーランドではインターシティなどの主要電車はチケット購入だけでなく座席の予約も必要なので注意しよう. 国際路線チケット売り場 さて、国際路線のチケットを購入する場合には、この写真の国際窓口に行かなければならない。国際路線チケット売り場は、1階ホールのインホメーションセンターの脇にある階段を上っていくとある。この窓口は比較的にいつもすいている。なお、電話などでチケットを予約した場合、この窓口でチケットを受け取れる。 各国語での表示 余談だが国際切符売り場ではロシア語、ドイツ語、英語などの掲示板もあり、インターナショナルエキスプレスが運行する際にも様々な言語でアナウンスがある。 さあ出発! チケットと座席予約券を受け取ったら、先程の黄色のタイムテーブルか電光時刻掲示板で自分の電車の出発ホームを調べて、あとは電車を待ち、乗車するだけ。なお、ポーランド語ではホームをperon(ペロン)という。さらに、ポーランドでは1等席はひとつのコンパーメントに席が6つ、2等席は席が8つある。 (写真はigol.plのものです) 関連記事 / Related posts: ポーランドの市営トラム 地下鉄乗り方入門 ポーランドの市営バス ワルシャワ発着の格安航空(LCC)
<レンタカー> 21歳以上が対象で、国際運転免許証、パスポート、クレジットカードが必要。 また500EUC程度の保証金がかかることもある。 24時間以内の予約取り消しはキャンセル料をチャージされる場合があるので注意。 またレンタカーで国外に出る場合は予め申請が必要。 返却時に燃料が不足している場合は1リットル/1.2EUC程度の料金がかかる。 料金は車種にも因るが1日当80~150EUC程度。 <交通規則> 右側通行で左ハンドルである。都市部での運転はかなり乱暴。急な車線変更や表示ランプを出さない場合もあり、注意が必要。 飲酒運転は刑事罰になり、シートベルトは後部座席も義務。また子供が乗車する場合にはチャイルドシートが義務化されている。制限速度は市街地で50km、幹線道路90km、最高でも110km制限となる(高速道路は130kmだが、あまり路線は多くない). 冬季(11月から3月)までは車のヘッドライトは走行時につけてなければいけない。また優先道路の標示のない交差点では右方向から進行してくる車が優先となり、ロータリーでは出る車が優先となる。交差点によっては赤信号でも右折可能で、この場合は信号機の下に緑の→マークがある。 その他、車の運転中には中から鍵をロックしたり、助手席にかばん等を置かないように注意する。信号待ち等を狙って助手席側から物を盗まれる事故も報告されている。また車の前に人が立ちはだかったり、タイヤがパンクしていることを教えるような身振りで車外に誘い出し、車ごと盗まれるというケースもあるので要注意。 <駐車場等> ワルシャワ市内では、路上駐車には料金がかかる地域が多い(特に中心部)。 路上駐車には15分=0.50PLN、30分=1,00PLN必要。但し月〜金8:00〜18:00以外は無料となる。 料金の支払いは駐車スペースの近辺に電話ボックスのような精算機があり、コインを投入し表示された時刻以内の駐車であれば、ボタンを押してレシートを取る。レシートには駐車可能な時刻が印字されるので、車のダッシュボード等に置き、料金を支払っていることを示さなければならない。 無賃駐車や駐車時間超過には、タイヤをロックされ、罰金も必要になるので注意。 また短時間の駐車でも車内にバックや荷物を置いていかないように注意。 (写真はrentacar-warszawa.euのものです) 関連記事 / Related posts: ポーランドの長距離バス ポーランドの市営トラム ポーランドの国産車!? 地下鉄乗り方入門 ポーランドの市営バス
南ポーランド屈指の工業都市・カトヴィッツェとシロンスク県 カトヴィッツェとその周辺の都市はポーランドでも有数の工業都市。特に石炭採掘業、鉄鋼業などが盛んな地域です。また、カトヴィッツェは国際列車の接続駅でもあり、毎日多くの国際列車が行き来しています。 カトヴィッツェの印象をひと言で表すと『煤けた街・カトヴィッツェ』というのがピッタリではないでしょうか。昔から石炭を多く採掘している土地柄、今でも古い建物の暖房に石炭が使用されているため壁面が煤けているのです。戦災を免れた多くの建築物があるのに、その綺麗な装飾を活かしきれていないのは残念です。ちなみに上の写真は大聖堂側から見たカトヴィッツェの中心地を写したものですが、手前の建築物はみんな茶色い建物ばかりでしょ? この地方の観光に目を向けると、ヴィスワ川源流の街、ヴィスワやジビィエツビール発祥の地、ジビィエツなど美しい自然が多く疲れた心を癒してくれるでしょう。 また、国境の街・チェシンはお隣の国、チェコへ歩いて行くことができます。この近辺に住むポーランド人はお買い物にちょっとそこまで・・・・的な感覚で国境を越えて買い物に行ったりするそうです。なんでもビールはチェコが安いらしいので、近くまで立ち寄る機会があれば経験してみてはいかが? カトヴィッツェと周辺都市 シロンスク県・カトヴィッツェへGo! カトヴィッツェ(Katowice)はワルシャワから約300?南の中型都市であり、シロンスク県の県庁所在地です。昔からこの地方では石炭採掘、鉄鋼業などポーランドの重工業を支えてきた工業地域です。その為、昔からこの地域は深刻な大気汚染がありました。現在は石炭の使用量の減少や公害物質を多く排出する工場の閉鎖でかなり改善してきたといえるでしょう。 交通の便を見てみましょう。石炭を運ぶ為に建設された国道1号線(ワルシャワ〜カトヴィッツェ)は片側2車線以上の道路の為、ワルシャワから約3時間の速さで到着が可能。また、A4号線の高速道路を利用すればクラコフ空港まで40分、旧市街まで1時間で到着が可能です。(現在突貫工事中!で完成すればKrakow〜Wroclawまで約300キロの高速が完成!) 列車の利用も魅力的です。カトヴィッツェは国際列車の接続駅なのでウィーンやベルリンからポーランドへ旅行に来る人の最初の大きな街です。接続時間に余裕のある人はカトヴィッツェの街を歩いてみましょう。駅周辺のお勧めレストランはポーランド料理のボデガというお店です。シロンスク地方の伝統料理を食べることができます。 シロンスク県の主な観光名所 ベスキディの玄関口ビエルスコ・ビャワ ベスキディの玄関口、ビエルスコ・ビャワ(Bielsko-Biala)はクリムチョック山の懐に抱かれている空気のきれいな小さな街です。登山やハイキングを楽しむ観光客は電車でこの街に到着後、長距離バスに乗って目的の山へ向かいます。 時間のない人や簡単なハイキングでOKならクリムチョック山がおすすめ。駅からバスで移動すれば夏でも動いているリフトもあるので、子ども連れでも大丈夫です。雄大な景色を見ながらパクツクお弁当の味もまた最高!です。 ホテルは何ヶ所かありますが、予約をしたほうが安心して旅行を楽しめるでしょう。 ジビィエツ ジビィエツ(Zywiec)はポーランドでもっともポピュラーなビール、ジィビィエツビール発祥の地です。ビールの美味しいところは水も美味しいとは良く言ったものでこの地域の水はポーランドでも珍しくゴクゴク飲むことができます。この街にはビール工場があり見学することも可能。できたばかりのビールは愛飲家じゃなくてもうれしいもの。いちどお試しあれ! 写真の湖はジビィエツ湖。夏はサイクリングやボート遊びでゆっくりと過ごしたい場所のひとつですね。 スカウキ スカウキ(Skalki)はポーランド語で岩を意味する言葉。スカウキ地方という呼び名ではありませんが、写真のような岩場があちこちに点在する場所です。(地図ではスカウキで記載されています)夏の暖かい日曜日にはロッククライミングの大会などがあり多くのファンが集まります。またこの近辺にはブルーベリーやきのこ狩りにたくさんのポーランド人が訪れます。採りたてのブルーベリーの味は格別です。ヨーグルトは忘れずに持っていこう! 県民の憩いの場ベスキディ地区 ベスキディ(Beskidy)地方はシロンスク県民憩いの場所。地理的位置はチェコとスロバキアの国境に面していますが、ポーランドでは少ない山岳地帯のため多くの観光客が訪れる場所でもあります。冬はスキー、夏はハイキングなど多くの自然に親しんでください。田舎は滞在費が安いので、長期滞在でアウトドアを楽しみたい人にはおすすめです。 プシチナ プシチナはティヒ(Tychy)とビエルスコ・ビャワの中間に位置する街。郊外には県下最大のゴチャウコヴィツキ湖(Zbiornik Goczalkowicki)という人口湖があります。カトヴィッツェなどの大都市の水がめになっている大切な湖です。 この街にはプシチナ宮殿と呼ばれる昔の宮殿がそのまま残っていて、もちろん見学もできます。また、宮殿内には鏡の間という名前のサロンがありクラシックコンサートが催されていたり、東洋風(日本風?)の部屋が在ったりと変化に富んでいて飽きない宮殿です。 プシチナ郊外には国の天然記念物に指定されているジュブル(Zubr)を飼育しているところがあります。ジュブルはビャーオ・ヴィエジャに生息するヨーロッパバイソンですが、近年頭数が安定してきたのでプシチナで飼育されるようになったようです。とても大きなジュブルですが、やさしい目をしているのが印象に残りましたね。南ポーランドへ旅行の際には珍しい野牛を見に行ってください。 (写真はwww.flog.plのものです) 関連記事 / Related posts: カジミエシュ・ドルヌィ (Kazimierz Dolny) トルン (Toruń) 文化科学宮殿 (Pałac Kultury i Nauki) グダンスク (Gdańsk) ポーランドの海水浴場
旅行する際の注意 ポーランドという国は、「東欧=貧しくて治安が悪い」というイメージを持っている方も多いかもしれませんが、簡単にそうとも言い切れません。少なくともポーランドではテロ活動などはほとんどありませんので、アメリカやイギリスなどのように、テロ活動や銃の乱射に巻き込まれて命を落とす危険は比較的少ないでしょう。しかし小さな犯罪は頻繁に起きており、南米ほどではありませんが、すりや引っ […]