8月1日、ロシアはポーランドの果物・野菜の輸入を全面的に禁止しました。表向きの理由は農作物の残留農薬とのことですが、実際はEUのロシアに対する経済制裁への対抗であろうという見解がされています。 中でも大損害を受けるであろうと言われているのがリンゴ農家。リンゴはポーランドの野菜・果物輸出量の30%を占めているのです。実はポーランドは世界一のリンゴの輸出国で、生産量の約60%がロシアへ輸出されていました。ロシアの輸入禁止でポーランドが受ける被害額はリンゴだけでも約4.4億ユーロに上るとみられています。 さてこれを受け、ポーランドのネットユーザーの間で始まったのが”Jedz jabłka na złość Putinowi(イエツ・ヤブカ・ナ・ズウォシチ・プティノヴィ – プーチンへの仕返しにリンゴを食べよう)”という運動。これはポーランド産のリンゴやリンゴをかじる写真、またリンゴを使用したシードル(cydr)を飲む写真をツイッターやフェイスブックにアップし、ハッシュタグ#jedzjabłka #EatApplesをつけて拡散しようというもの。ポーランド産のリンゴを食べることでポーランドの農家を支えようという運動で、すでにポーランドの著名人やセレブリティ達も次々にリンゴをかじった写真をネット上にアップしています。 ツイッター #JedzJabłka フェイスブック Jedz jabłka na złość Putinowi 関連記事 / Related posts: 関連記事がありません / No related posts.
1989年6月4日は、当時社会主義政権下のポーランドで第1回目の自由選挙が行われた記念すべき日でした。これは1980年代初頭に始まった民主化運動の高まりを受け、政府と独立自主管理労働組合「連帯」に代表される反体制勢力の話し合いの場として設けられた「円卓会議」で合意された内容により行われた選挙でした。 この選挙は6月4日・18日と2回にわたって行われ、その結果「連帯」勢力が圧倒的大勝利を収め、東ヨーロ […]