スラヴの神々を信仰するメタルバンド(メタル漬け生活@ポーランド)

今日はポーランドのStworzというメタルバンドを紹介します。このバンドは、2007年にポーランド東北部のオルシュティンで結成しました。オルシュティンは14世紀にドイツ騎士団によって作られた街で、この街が属するヴァルミア=マズールィ県では、グルンヴァルトの戦いを再現する巨大イベントが行われたりもします。

このバンドの特徴は、ブラックメタルとフォークを掛け合わせた音楽スタイルです。暴力的でおどろおどろしいイメージのブラックメタルとは少し違い、民族楽器を使用したり、女性のクリーンボーカルを起用したりと、ブラックメタル初心者にも聴きやすい曲を演奏しています。中には鶏の鳴き声がサンプリングされていたり、ポーランドの伝統的な民謡「Z tamtej strony jeziora(湖の向こう岸から)」という曲をメタル風にアレンジしたりもしているんですよ。

また、バンド名はスラヴの悪魔の一族にちなんでつけられたそうです。キリスト教伝播以前のポーランドには、多様な神々を信仰する土着宗教が根付いていました。当時の人々は、スラヴの神々を大切にしており、現在のメタルバンドにも遠い祖先やキリスト教以前の宗教を敬い、音楽に組み込んでいるバンドが多数存在します。そのようなバンドは「ペイガンメタル」と呼ばれており、Stworzもペイガンメタルバンドのひとつです。

こちらは、Stworzが所属しているレーベルが製作した公式ビデオクリップ。ポーランドのドキュメンタリー映画の第一人者ともいわれるWładysław Ślesicki監督の映像作品が使用されています。ボーカルはがなり声ですが、モノクロで映し出されるポーランドの自然や村の景色と、少しノスタルジックなメロディーが妙にマッチしています。



ポーランドのメタルフェスティバル(メタル漬け生活@ポーランド)


こんにちは!ポーランド在住のSAYUKIです。今日は、ポーランドで行われるメタルフェスティバルについて紹介します。

メタルフェスというと、ドイツのWacken Open Air、フランスのHellfest、イギリスのDownload Festivalなどが有名ですね。そういった大規模フェスに比べると知名度は低いのですが、ポーランドにもメタルフェスは存在します。その中でも特に人気、または面白いフェスを4つ紹介します。

①Metalmania
1986年から始まった、ポーランド国内最古のメタルフェス。2009年まで続いた後いったん開催が中断され、2017年に復活しました。フェスの主催者は、ポーランドの老舗レーベルMetal Mind Productions。日本にも度々来日しているデスメタルバンドVaderは、1986年の第1回目から出演しており、合計8回もMetalmaniaのステージに立っています。

②Mystic Festival
1999年からクラクフで行われているメタルフェス。記念すべき最初の開催でヘッドライナーを務めたのは、ノルウェーの大御所バンドEmperorでした。こちらも10年ほど開催が中断されていましたが、2019年に復活しています。ポーランドの大人気バンドBehemothも何度か出演しており、過去にはIron MaidenやSlayerといった超有名バンドも参加したことがあります。

③Black Silesia Open Air
オープンエアーのフェスとしては、2018年に始まったばかりの新しいフェスです。2018年にはBlasphemy、2019年にはハンガリーのTormentorをヘッドライナーに冠し、小規模ながらもコアなエクストリームメタルファン向けのラインナップが魅力的です。中世の騎士の城塞を再現した建物が会場になっているのも、実にヨーロッパらしいですね。

④Castle Party
このフェスは、メタルというよりゴス音楽中心のフェスです。1994年に始まり、フェス名の通り古城跡で開催されます。ゴス系やインダストリアル系のバンドがメインですが、時々ブラックメタルバンドが出演することも。ポーランドを中心にドイツやロシアなどの近隣諸国からもゴス愛好者が訪れる有名なフェスで、特にドレスコードはないものの、観客の多くは個性豊かなファッションに身を包んで来場します。

このほかにも、車がない限り絶対にいけないような辺鄙な場所で行われる、小規模な野外メタルフェスなどもあります。本来ならそろそろフェスが楽しみな時期ですが、今年は新型コロナウイルスの影響で、残念ながらどのフェスも延期になるようです。

写真引用元:
https://www.facebook.com/BlackSilesia/photos/p.2201795336583731/2201795336583731/?type=1&theater



ポーランドのブラックメタルとコロナ感染(メタル漬け生活@ポーランド)

こんにちは!ポーランド在住のSAYUKIです。今日は、ポーランドのブラックメタル界隈で初の新型コロナウイルス感染者となった人物の話をしましょう。


あまりミュージシャンや有名人のコロナ感染の話を耳にしなかった3月17日、ポーランドのとあるブラックメタルバンドのメンバーの感染が確認されました。その人物はBatushka(БАТЮШКА)というポーランド北東部のポドラシェ県出身のバンドメンバーで、国内のブラックメタル界隈ではもちろん、ポドラシェ県内でも初のコロナ感染者となってしまいました。


Batushkaは2月下旬から3月12日までフランス、ドイツ、イギリスなどを含むヨーロッパでツアーを行っていました。しかし、コロナの影響によりツアーは途中で打ち切られてしまい、彼らはポーランドに帰国して自主隔離状態に。ほとんどのバンドメンバーおよびスタッフは何事もなかったようですが、バンドリーダーだけは咳や発熱の症状が出て具合が悪かったとのことです。そして、家族に勧められて検査をしたところ、コロナウイルスの感染が発覚したそうです。


しかし幸いにも軽症で済み、3月末には無事に退院。彼はポドラシェ県初の感染者ということで、メタルとは関係ない国内のニュースメディアにも取り上げられました。また、完治後にはコロナ対策に用いられる血漿を寄付したとのことで、それもニュースになりました。きちんと自分のバンドのロゴが入ったTシャツを着て病院のベッドに横たわる姿がメディアで公開され、「良いプロモーションだ」などという意見もちらほら見かけます。


ちなみにBatushkaというバンドは、数あるブラックメタルの中でも個性的なバンドのひとつです。というのも、悪魔崇拝やペイガニズム信仰などがメインの東欧圏のブラックメタルの中で、珍しく「東方正教会」をテーマにしているバンドなのです。彼らのライブは、ステージに蝋燭が灯され、コーラス隊まで用いて、まるで暗黒のミサさながらの迫力です。残念ながら、2018年末にバンドメンバー間でいざこざがあって現在も揉めている状態なのですが、彼らの1stアルバム『Litourgiya』は、ポーランドのメタル史に刻まれる名盤であることは確かでしょう。


わたしの個人サイトでも、このバンドの紹介やインタビューを掲載しているので、ご興味のある方はぜひチェックしてみてくださいね!


バンド紹介: http://dekalog11.com/batushka
インタビュー: http://dekalog11.com/914-2/

東欧ブラックメタルガイドブック(メタル漬け生活@ポーランド)

皆さま、ご無沙汰しております!ポーランドに住むメタル女のSAYUKIです。ずいぶんとお久しぶりの投稿になってしまいましたが、最近ようやくポーランドに本格移住しました。心置きなくメタル漬けの生活ができると思った矢先に、新型コロナウイルスが勃発、ポーランドでも3月半ばからライブは中止(および延期)の状態に。しかし、こればかりはどうしようもないので、わたしもおとなしくSTAY HOMEしています。

日本の皆さんも、外出自粛の生活を送っていらっしゃる方も多いことでしょう。期せずして自由な時間が増えてしまったというあなたに持って来いの本があるので紹介しますね。その名も『東欧ブラックメタルガイドブック』!

ポーランドを中心に、チェコ、スロバキア、ハンガリーのブラックメタルバンドを紹介した実にマニアックな本です。バンド紹介、音源紹介、バンドへのインタビューのみならず、ライブハウスや一風変わった観光地なども紹介されており、共産主義時代のポーランドのメタル事情といったコラムまで掲載されています。

こんなオタク向けの本、いったい誰が書いたのかと疑問に思った方もいらっしゃるでしょう。はい、言うまでもなく著者はもちろんわたしです。他に誰がこんなテーマで本を書くというのでしょうか。

ちなみにこちらの本、Amazonはもちろん、紀伊国屋書店さんやジュンク堂さんなどの大型書店でもご購入いただけます。ページ数は247ページ、サイズはA5版、ソフトカバーで扱いやすく、読み応えもバッチリです!ブラックメタルってよく分からないんだけど……という方もご安心ください。冒頭にブラックメタルの詳しい解説なども載っています。音楽好きな方、東欧カルチャーに興味のある方は、ぜひお手に取っていただけたら嬉しいです!

凪-なぎ(グダ男のポーランド・ヒット曲)

こんにちは!グダンスクのグダ男です!

今回は、今をときめく若手アーティストDawid Podsiadłoの『Nie ma fal(直訳=波がない)』を紹介します!タイトルも歌詞もちょっと直訳過ぎますが、Dawidが歌っているのは、波がない=凪=波も風もない状態=どん詰まり、ということでしょう。歌詞を理解するとあの寂しげなボイスとメロディーがしっくりきますね!


Dawidは2012年にポーランドの新人歌手を発掘するTV番組で優勝した実力派。今では若者を中心にポーランドで大人気の歌手です。1993年生まれとまだまだ若い彼ですが、貫禄のある口ひげを生やした渋いルックスも魅力的といわれますが、ちょっとハスキーな独特な歌声とメロディーが特徴的です。


この曲は2018年にリリースされたシングルで、ポーランドの多くのラジオチャートで1位を獲得しました。少し寂し気でありながら、口ずさみたくなるキャッチーな曲ですよ!彼の曲でもう1つ好きな「Najnowszy Klip」があるので、そのリンクも一番下に貼っておきます!





Fal, Nie ma fal, Nie ma fal, Nie ma fal, Nie ma fal, Nie ma fal
波がない、波がない、波がない、波がない、波がない、波がない、

Pięknie
すばらしい
Rozmawia się całkiem nieźle
おしゃべりも悪くなかった
I podoba nam dotychczas każdy obejrzany film
一緒に観た映画も良かった
We mnie
僕の中に
Problem jest na pewno we mnie
問題は僕の中にあるんだ
Nie doszukuj się go w sobie
自分にに問題があるなんて思わないで
W tobie wszystko jest okay
君は大丈夫だから

Może dasz się znać po tym
後で連絡くれるかな
Weź mnie znajdź potem
後で僕を探してくれ
Dziś nie chcę popłynąć, bo…
今日は出かける(船出する)気が起きない、なぜなら……

Chętnie
喜んで
Mogę złapać cię za rękę
僕は君の手を握るよ
Jeśli chcesz, wyrzucę każdy przeterminowany sos
君がそうしたいなら、期限切れの調味料も全部捨てるよ
A to śmieszne
笑っちゃうよね
Nie rozumiem ciebie jeszcze
僕は君のことをまだ理解していない
Pani mama chciała, żebym więcej niż liceum miał
君のママは僕に高卒以上の学歴を求めている

Ale daj się znać po tym
でも、後で連絡して
Gdzieś mnie znajdź potem
後でどこかで僕を見つけて
Dziś nie chcę popłynąć, bo…
今日は出かける気が起きない、だって……

Fal, Nie ma fal, Nie ma fal, Nie ma fal, Nie ma fal, Nie ma fal
波がない、波がない、波がない、波がない、波がない、波がない






いつも君と(グダ男のポーランド・ヒット曲)

どうも!グダンスクのグダ男です!今回は、ロックバンドLady Pankの「Zawsze tam gdzie ty(いつも君と)」を紹介します。

Lady Pank(レディ・パンク)は1981年にワルシャワで結成したロックバンドで、現在も活動を続けています。以前紹介したPerfect同様、共産主義体制下のポーランドで大人気を誇ったバンドです。何度かメンバーチェンジはありましたが、リーダーのJan Borysewiczは結成時から今日に至るまでギタリストとして在籍し続けています。

この曲は、1990年にリリースされました。1980年代後半にアメリカに滞在していたJanが作詞作曲を手掛け、当時は大ヒット!そして今なおラジオで流れる名曲のひとつです。

歌詞は3番までありますが、長くなってしまうので2番までで!



Zamienię każdy oddech w niespokojny wiatr
一息一息を絶え間ない風に変えよう
By zabrał mnie z powrotem – tam, gdzie masz swój świat
俺を君の世界に連れ戻すために
Poskładam wszystkie szepty w jeden ciepły krzyk
すべての囁きをひとつの暖かい叫びにしよう
Żeby znalazł cię aż tam, gdzie pochowałaś sny
君が夢を隠した場所で君を見つけることができるように

Już teraz wiem, że dni są tylko po to,
今はもう分かる、あの日はこのためだけに存在する
by do ciebie wracać każdą nocą złotą
毎日素敵な夜とともに君の元へ戻ってくるために
Nie znam słów, co mają jakiś większy sens
これ以上意味のある言葉は何も思いつかない
Jeśli tylko jedno – jedno tylko wiem:
でもひとつだけ、ひとつだけは分かる
Być tam, zawsze tam, gdzie ty
いつも君のそばにいるよ

Nie pytaj mnie o jutro – to za tysiąc lat
明日のことは聞かないでくれ、千年も後のことなんだから
Płyniemy białą łódką w niezbadany czas
白い船に乗ってまだ見ぬ時間を旅しよう
Poskładam nasze szepty w jeden ciepły krzyk
俺たちの囁きをひとつの暖かい叫びにするよ
By już nie uciekły nam, by wysuszyły łzy
そうすればもう悲しむこともないだろう


泣くなよエフカ(グダ男のポーランド・ヒット曲)

こんにちは!グダンスクのグダ男です!今回は、ポーランドの大ベテランバンドPerfectの「Nie płacz Ewka(泣くなよエフカ)」を紹介します!

Perfectは1977年にワルシャワで結成し、共産主義体制下のポーランドで人気を博したロックバンドのひとつでした。何度か活動を中断していますが、メンバーチェンジを経て長い間活動してきました。しかし2019年に突然活動停止を発表。2020年のコンサートを最後に解散するようです。

この曲は彼らが人気絶頂だった1981年にリリースされました。タイトルにあるEwka(エフカ)はエヴァの愛称です。歌詞を訳すのはとても難しいですね。直訳で書きましたが、自分でニュアンスを汲み取ってみてください。一言でいうならば、社会主義時代に生きたアウトローな若者の歌というところでしょうか….



Nie płacz, Ewka, bo tu miejsca brak na twe babskie łzy
泣くなよエフカ、この場所に女の涙は似合わない
Po ulicy miłość hula wiatr wśród rozbitych szyb
愛の通りに割れたガラスの隙間を風が吹き抜けていく
Patrz, poeci śliczni prawdy sens roztrwonili w grach
見ろよ、素敵な詩人たちがゲームで真実を無駄にしている
W półlitrówkach pustych SOS wysyłają w świat
500ml(ウオッカ)の空き瓶の中で、世界にSOSを送っているんだ

Żegnam was, już wiem
お別れだ、もう俺は知っている
Nie załatwię wszystkich pilnych spraw
急ぎの用を全て片づけるつもりはない
Idę sam, właśnie tam, gdzie czekają mnie
一人で行くよ、俺を待つ人たちがいるあの場所に

Tam przyjaciół kilku mam od lat
何年も前から、そこには親友が何人かいたんだ
Dla nich zawsze śpiewam, dla nich gram
俺は彼らのために歌って、演奏する
Jeszcze raz żegnam was, nie spotkamy się
もう一度お別れだ、もう会うことはないだろう

Proza życia to przyjaźni kat, pęka cienka nić
人生の散文は友情をぶち壊し、細い糸は切れてしまう
Telewizor, meble, mały fiat: oto marzeń szczyt
テレビ、家具、小さなフィアット(車)、これが夢の頂点さ
Hej, prorocy moi z gniewnych lat, obrastacie w tłuszcz
おい、荒れていた時代にであった予言者たち、肥え太ってしまったな
Już was w swoje szpony dopadł szmal, zdrada płynie z ust
すでにお前たちは大金を手にした、溢れ出す裏切りと共に



覚醒(グダ男のポーランド・ヒット曲)

どうも、ご無沙汰しております!グダンスクのグダ男です!

今回紹介するのは、Buzu Squatの「覚醒(Nasze Przebudzenie)」という曲です。1993年にリリースされたアルバムに収録されていたもので、翌年にシングルとしてもリリース、さらにビデオクリップも制作されました。

Buzu Squatは1992年にワルシャワで結成したポップス・グループ。男性4人、女性2人の6人編成で、女性のうちの1人は結成当時はまだ10歳ほどの少女!この曲では、あどけないボーカルを披露しています。

このバンド、一度2002年に一度解散しているのですが、2010年に活動を再開し、今でもポーランド国内でコンサートを行っているようです。

少しエキセントリックでヒッピー的な歌詞と、癖になるメロディーが印象的な曲です。



Słuchać w pełnym słońcu, jak pulsuje ziemia
燦燦の太陽の下、地球が鼓動するのを聞くんだ
Uspokoić swoje serce, niczego nie zmieniać
心を落ち着かせ、あるがままに
I uwierzyć w siebie, porzucając sny
自分を信じて、夢は捨てて
To twój bunt przemija, a nie ty.
過ぎ去っていくのは反抗心、あなた自身ではない

Nie wiesz
あなたは知らない
Nie wiesz
あなたは知らない
Nie rozumiesz nic
あなたは何も分かっていない

Widzieć parę bobrów przytulonych nad potokiem
小川で寄り添うビーバーたちを見て
Nie zabijać ich więcej, cieszyć się widokiem
彼らを殺してはいけない、その景色を楽しむんだ
Nie wyjadać ich wnętrzności, nie wchodzić w ich skórę
彼らを食べてしまうことも、彼らの毛皮を着ることもダメだ
Stępić w sobie instynkt łowcy, wtopić w naturę.
ハンターの本能を鈍らせて、自然に溶け込むんだ

Wybrać to co dobre, z mądrych starych ksiąg
知的な古典の中から、良い本を選んで
Uszanować swoją godność, doceniając ją
自分の尊厳を評価するんだ
A gdy wreszcie uda się, własne zło pokonać
もし、最終的に自分の悪に打ち勝つことができたら、
Żeby zawsze mieć przy sobie, czyjeś ramiona.
ずっとあなたのそばに誰かがいてくれる

Wyczuć taką chwilę w której kocha się życie
人生を愛する瞬間を感じて
I móc w niej być stale na wieczność w zachwycie
その喜びは永遠に絶えることがない
W pełnym słońcu dumnie, na własnych nogach
太陽の光を浴びて誇らしげに、自分の足で立つ
Może wtedy będzie można ujrzeć uśmiech Boga.
そうすれば、神の笑顔を見ることができるかもしれない

Przejść wielką rzekę
大きな川を渡りなさい
Bez bólu i wyrzeczeń
痛みも犠牲も伴わずに

画像引用元:https://www.facebook.com/buzusquatmusic/

ポーランドのブラックメタルバンドが日本の地上波に登場!(メタル漬け生活@ポーランド)

みなさん、どうもこんにちは!ブラックメタル女さゆきです。

しばらく前の話になってしまうのですが、実は日本のTV番組に出演させていただきました!事後報告かよ!という感じなのですが・・・実は今年の1月29日放送の「グッと!地球便」という、読売TVさんの番組で地上波に登場しました!

この番組は、海外で暮らしている日本人と、その人の家族や友人をつなぐという内容の、とてもハートフルな番組なんです!今回は、わたしが住むポーランドの田舎町に取材に来ていただき、わたしの普段の生活の様子や、わたしの彼のバンドのライブや練習風景の様子を撮影していただきました。わたしの彼は、Arkonaというブラックメタルバンドなどで活動しているのですが、まさか地上波にポーランドのマニアックなブラックメタルバンドが登場するなんて夢にも思っていませんでした!いや~、嬉しかったなぁ、本当に!

そして、実はわたし、小さい頃からTVに出るというのが夢だったんですよ!引っ込み思案なくせして変なところで目立ちたがりな面倒くさい性格のわたしは、いつか自分がTVに登場するのを夢見て20数年、ついに夢が叶いました!笑 取材に来ていただいた数日間は、わたしの人生の中でも指折りの楽しい時間でした!!最終日にお世話になったスタッフの皆さんとお別れする時は少しうるっと・・・

わたしの両親も生まれて初めてTVに出たのですが、番組の司会者をつとめるぐっさんこと山口智充さんが実家にいらしてくださったそうで・・・!わたしの母親はぐっさんに会えたのがよほど嬉しかったようで、撮影終了後に「冥途の土産をありがとう」と連絡してきました。これで少し親孝行できたのかな、あはは。

放送後、たくさんの方々からTwitterやFacebookなどで連絡をいただきました。そこからポーランドのメタルにも興味を持ってくださった方も結構いらっしゃって、本当に本当にありがたい限りです。こんな機会をくださった番組の制作スタッフの皆様、そしてこちらでの撮影をお手伝いしてくださったコーディネーターの方々には感謝してもしきれません!

もういったん日本中に顔をさらしてしまったので、わたし、メタル女さゆきは、いつでも地上波に登場する覚悟はございます!(笑)ポーランドのメタルシーンを取材してくださる番組制作スタッフの皆様、ご連絡をお待ちしておりますよ!笑

ポーランド一有名なブラックメタルバンドBehemoth(メタル漬け生活@ポーランド)

どうも!SAYUKIです!今年のポーランドの冬は寒いですね~!厚手のモコモコした膝丈のコートを着ないと、外出の際に生命の危機を感じるくらい寒いです。

さて、本日はポーランドで一番有名なメタルバンドをご紹介します!その名も”Behemoth(ベヒーモス)”です!

1991年から活動しているブラックメタルバンドなのですが、結成当初はアンダーグラウンドな世界で活動していたものの、気付けばいつの間にか世界的に超有名バンドになっていました。日本にも何度も来日しています!

さてそんなBehemothなのですが、世界を飛び回る大人気バンドとは言え、日本ではやはりエクストリームなメタルファンの間でしか知られていません。試しにおじいちゃん、おばあちゃんに「Behemoth知ってる?」と聞いてみてください。まず知らないでしょう。

しかし、Behemothの生まれ故郷ポーランドでは、彼らは国民的メタルバンドと言っても過言ではないくらい有名なのです。ただ有名とは言え、必ずしもいい意味ではありません。彼らがここまでポーランド中に名を馳せたのは、過去にボーカルのNergalさんが、ライブで聖書を破るパフォーマンスを行ってカトリック団体に訴えられ裁判沙汰を起こしてしまったからなのです。(ポーランドはカトリックが90%以上を占めると言われている)

その後、彼はポーランドのTV番組にもレギュラー出演していたのですが、それもカトリック団体の抗議によって降板となりました。そして、昨年10月に行われたポーランド国内ツアー中も、会場前でカトリック団体がメガホン片手に抗議をして公演を中止させようとしていたり・・・!

とりあえず、向かうところ敵ばかり(笑)なBehemothなのですが、楽曲や演奏力、ライブでのパフォーマンスなどはやはりプロのミュージシャン!特にライブなんて、一瞬の隙もなく、観ていてまったく飽きません!さらにはちゃっかりBehemothのオリジナルビールなども作って販売している上、Nergalさんはポーランド国内で美容室やバーを経営しているかなりのやり手!これからも裁判沙汰はほどほどにして(笑)、頑張ってほしいところです!

 

 

写真引用元:http://muzotakt.pl/3452/behemoth-zobacz-nowy-teledysk/

ポーランドのメタルにハマってしまった女(メタル漬け生活@ポーランド)

みなさま、はじめまして!ポーランドの小さな田舎町で暮らしているSAYUKIと申します。

た~くさんの人に「なんでポーランドなの?」と聞かれるのですが、答えはシンプル!ポーランドのメタル音楽が好きで好きで仕方ないからです!その中でもわたしが特に好きなのが、ブラックメタルというジャンルです。基本的に、「悪魔崇拝」や「反キリスト教」などのおどろおどろしいテーマを掲げて活動をしている彼ら。しかも、男性なのに長髪で全身タトゥーだらけ、さらには全身黒づくめという近寄りがたい見た目・・・

が、しかし!そんな彼らも、実際はとても気さくで友達思いな良い人たちが多いんですよね~。笑(こんなことを言ったらバンドメンバーに「営業妨害だ!!イメージを崩すな!」と怒られそうですが・・・)

それにしても、なんでわざわざポーランドのメタルにこだわるのか?とみなさまは疑問に思われるかもしれませんね。単純に、自分の好きなバンドがポーランドにたくさんいるということもあるのですが、実はそれ以外の理由もあります。

まず、ポーランドには数多くメタルバンドが存在するものの、意外とその世界は狭く、日本にいた頃は雲の上の存在だと思っていたバンドのメンバーに案外簡単に遭遇できることもあるんです!(こないだそれでポーランド一有名なブラックメタルバンドBehemothのメンバーに会うことができました!嬉しすぎる!)

さらにはライブに行くと誰かしら知り合いがいて「ハイ、SAYUKI!元気~?」と声をかけてくれたり、楽屋裏に入れてくれたり、フリーパスをくれてタダで入場させてくれたり・・・
とにかく「メタル好きでポーランドに住んでしまった日本人女」ということで物珍しいのもあってか、まぁ~、ポーランドのメタル界のみなさんに親切にしてもらっています!こりゃもうポーランドから離れられなくなりますよね!

実はわたし、ポーランドでメタル生活を満喫しながら動画も撮っています。こちらでのライブの様子や、はたまたメタルとは関係ないポーランド情報などもちまちまとお届けしているので、興味のある方はぜひぜひチェックしてくださいな!

次回はさっそくポーランドのメタルバンドの紹介をしようかと思います!
 
 

切り絵模様のはかり(ポーランド、かわいいもの図鑑)

ワルシャワの街を歩いていると、思いがけないところに電気屋さんを見つけることがあります。日本では個人経営の電気店は量販店に押されて絶滅寸前ですが、この町は違います。
たとえば、切れた電球を買いに来たついでに足の痛みを店主にひとしきりこぼし、ならばと店主が取り出す冷えに効く足浴機の説明を熱心に受けた後、結局は電球ひとつ抱えて帰るおばあちゃん。その後ろで延々と待たされるのを気にしないどころか、「そうなの、私もこのあいだね」と嬉々として会話に加わるおばちゃん。ワルシャワの電気屋さんは町のよろず相談所でもあります。

そんな電気屋の主役はポーランドが誇るBottiの家電です。水玉模様の電気ケトルからネオンカラーの掃除機まで、ポーランド主婦のかわいいもの魂をくすぐるデザインとお手頃価格でおなじみのドメスティックブランド。ヨーロッパ諸国での知名度は低いものの、ポーランドではBottiは一家に一台と言われるほど、安定した人気を誇ります。

ウォビチの切り絵模様がついたこの台所用はかり(Waga kuchenna) もBotti製。

切り絵模様といえば、紙ナプキンや文具、カップなどのお土産小物が定番ですが、このはかりは実用品だけあって、一味違う上品な仕上がりになっています。
表面は、ボタンなどの凹凸が一切ないツルンとした強化ガラス製。見た目は小さな飾り皿のようで、つい、台所に出しっぱなしにしたくなるデザインです。
1グラム単位で5キロまで測れます。材料を入れるたびに数値をゼロに戻せる風袋引き機能つきで、卵、砂糖、ドライフルーツと、一つのボウルでどんどん混ぜていくワンボウルケーキをつくるときにとても重宝します。
表面がつるつるなので、卵や油が飛んでもさっとふき取れるし、そもそも柄のおかげで汚れが目立たない。我が家では今のところ、「ポーランドで買ってよかった台所製品」の第1位です(2位は竹のまな板)。
お値段は60zł。ボタン電池は日本のものと同じです。
ぜひ、町の電気屋さんで探してみてください。

手作りの柳かご (ポーランド、かわいいもの図鑑)

ポーランドのかわいいものといえば、「ボレスワヴィエツのお皿」「ウォビチの切り絵」「まるごと花模様のザリピエ村」「ヴロツワフの小人」……でも、それだけじゃありません。
裏通りのお店にはかわいいポーランドがまだまだ見つかるし、丁寧につくられた一点ものがパリや東京より、だいぶお値頃なのもうれしい。そんな職人さんの手仕事を中心に、ポーランドで見つけたかわいいものをご紹介しましょう。

最初のかわいいポーランドは「柳編みのかご(koszyk wiklinowy)」。
柳かごは古くからポーランドの人々にとって「豊穣」のシンボルであり、なくてはならない暮らしの道具でした。ポーランド人にとってクリスマスよりも大切な復活祭(Wielkanoc )を象徴するイースターバスケットにもこの柳かごが使われます。国民の9割近くがカトリック信者であるポーランドでは、復活祭前日の聖土曜日になると、皆、このイースターバスケットを手にして教会を訪れます。どのかごもリネンのクロスと花で飾られて、卵(Pisanki)や十字架の模様のついたパン(Babka)、羊の形のバターなど、復活祭にちなんだ8種の食物が入っています。教会で神父さまにこのバスケットを祝福してもらったら大切に家まで持ち帰り、翌朝の食卓で柳かごの中の食物を分かち合いながら、家族みんなで復活祭を祝います。

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ずらりと並んだイースターバスケットを祝福する神父さま(画像は  ICIMSS/ Europeana Food and Drinkよりお借りしました)

ポーランド生まれの柳かごの持ち味は、そのなめらかな手ざわりにあります。編み目はもちろん、角の部分までふっくらと丸みを帯びてつくられているので、ささくれが手にひっかかったり、服が引っかかったりする心配がありません。
使われている柳はもちろんポーランド産。節の少ないしなやかな若木だけを使います。柳編みの産地として20世紀初頭から知られるポーランド中部のNowy Tomyślに行くと、今でもObra 川沿いの湿地帯一面に広がる柳畑が見られます。

もちろん編み方も大切です。かご屋のおじさんは「柳かごはじっくり編まないとね。せかせか編んでいると、どうしてもゴツゴツした仕上がりになってしまう。でも、まあ、ポーランド人はあせって仕事をするのが何より嫌いだから、柳かごづくりに向いているんだよと笑っていました。

柳の買物かごは軽くて頑丈。子どもの頭より大きなキャベツを放り込んでもびくともしません。ワルシャワの下町では今も、使いこんで飴色になった柳かごを手に屋台で買い物をするポーランドのお母さんに出会います。
子ども用の小さな買物かごもあります。お母さんの隣で小さな手が差し出す買物かごに、「はいはい、どうぞ」と玉ねぎとじゃがいもを一つずつ入れてくれる八百屋のおじさんの姿もポーランドならではの風景です。

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もう一つ、外皮をむかずに編んだ大ぶりの柳枝かご(wiklina nieluszczona)も人気があります。ゴツゴツしているので持ち運びには向きませんが、頑丈で水や日差しに強く、昔から農作業用に重宝されてきました。今でも庭の装飾や根菜類の保管用にポーランドの家庭でさまざまに使われています。

価格はそれぞれ、大人用の買物かごは一つ60zł、子ども用は20zł、柳枝かごは80zł前後。 職人さんに申し訳ないようなお値段ですが、これがヨーロッパの他の国に輸出されると倍以上になるのだとかご屋のおじさんが教えてくれました。

ポーランドの柳かご、見かけたらぜひ、手にとって、職人さんの手作りならではの使い心地を確かめてみてください。

EURO2016 (キナコママのワルシャワ滞在記)

2016年6月10日からEURO2016 サッカー欧州選手権が始まっています。EUROは4年に一回の開催なのですが、前回はポーランドとウクライナの共同開催でポーランドで大変盛り上がりました。今年はフランスでの開催です。

今は予選リーグを戦っています。ポーランドは1勝1引き分けであと1試合残っています。ポーランド代表の試合は、テレビで見ることができるのですがそのほかのEUROの試合をテレビで見るには、追加料金を払わないと見れませんでした。

ワルシャワ市内にはサッカーのポーランド代表が広告になっている大きな看板がかかっています。また代表選手がプリントされたマグカップやお菓子、EUROのユニフォームやボールなどたくさんのグッズが売られています。また、車の窓ガラスにポーランドの旗を立てたり、家のバルコニーにポーランドの旗を掲げたりして、ポーランドを応援していますとアピールしている人がたくさんいて、お祭りムードです。

ポーランドの国旗は日本と同じ赤と白色なので、とても親近感があります。ポーランドチーム、ぜひ決勝トーナメントに進んでほしいです。

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サッカーワークショップに行ってきました(キナコママのワルシャワ滞在記)

 

先日、Fundacjaちびワル開催のサッカーワークショップに行ってきました。ポーランドのサッカーチーム、MKSポゴン・シュチェチンで活躍されているプロサッカー選手、赤星貴文選手がサッカーに興味がある子供たちと交流してくださるというワークショップでした。
当日は小学生を中心に男の子も女の子も20名くらい集まりました。

赤星選手の自己紹介の後、子供たちはボールを持って集まりウォーミングアップをしました。その後、3つのボールを使って、ゲームをしました。男の子と赤星選手チーム対女の子とお父さんチームでした。ボールが3つあると、みんながボールを蹴るチャンスがありとても楽しそうにプレーしていました。

また、子供たち一人ひとりがボールを蹴り赤星選手がキーパーのPKの時間もありました。

質問の時間も設けてくださり大人からの質問もいいですよ、と声かけていただいたりサインや記念撮影なども快く応じてくださいました。

赤星選手はサッカーしているとき、また休憩中も子供たちに話しかけてくださりとても気さくで優しい方でした。プロサッカー選手として、ポーランドで活躍されているなんて本当にすごいことだなと思いました。

これからポーランドサッカーリーグに注目して赤星選手を応援していきたいと思います。

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