ポーランドのクリスマスマーケット (2023/2024版)

あっという間に年末が近づいてきました。この時期のポーランドはもうすっかりクリスマスムード一色。イルミネーションやクリスマスのデコレーションが飾られたり、クリスマスプレゼントに頭を悩ませたり、年末の長い休みに向けて、心なしか人々の気分もウキウキしているように見えます。

この時期になると大都市にはクリスマスマーケット(Jarmark Bożonarodzeniowy – ヤルマルク・ボジョナロゼニョヴィ)が登場します。開催場所は旧市街広場、もしくは街広場が多いようで、木造の小屋がたくさん広場に並びます。それぞれのお店に伝統工芸品からアクセサリー、おもちゃ、はたまたソーセージやパンなどの食品までが並びます。ホットワインやグリルしたソーセージを食べることのできるスタンドもあり、お店をひやかした後かるく何か食べたい、寒いから何か飲みたいという時にピッタリです。サンタさんが歩いていたり、イルミネーションがされていたりとクリスマス気分もばっちり。場所によってはコンサートが行われたり、移動遊園地があったりと豪華です。

今回はポーランドの大都市で行われるクリスマスマーケットの日程をまとめてみました。お近くにお住まいの方はお散歩ついでにいかがでしょうか?

都市名 日程 開催場所
Warszawa 11月24日から1月4日まで Stare Miasto (Międzymurze im. Piotra Biegańskiego)
Kraków 11月24日から1月1日まで Rynek Główny
Gdańsk 11月24日から12月23日まで Targ Węglowy
Wrocław 11月24日から1月7日まで Rynek, ul.Świdnicka, ul.Oławska, pl.Solny
Toruń 11月25日から12月21日まで ul. Rynek Staromiejski
Poznań 11月17日から1月2日まで pl.Wolności
Katowice 11月17日から1月7日まで Rynek
Łódź 12月1日から12月23日まで ul.Piotrkowska

(写真の都市はヴロツワフです)

ポーランドのベリー類

ポーランドの夏といえばフルーツ!この時期八百屋さんにはたくさんの種類のフルーツが並びます。特に目を引くのがベリー類。値段も日本に比べるとかなり安いので、気負わずにたくさん楽しむことが出来ます。そのまま食べるのはもちろん、ジャムや果実酒に加工するのもまた楽しいものです。この時期はイチゴやラズベリーの入ったビニール袋を手にして出勤する人も多く見かけます。

今回は特によく目にするベリー類の名前をまとめてみました!

ポーランド語 読み方 意味
Truskawka トゥルスカフカ イチゴ
Malina マリナ ラズベリー
Jagoda ヤゴダ ブルーベリー
Borówka ボルフカ ビルベリー(大ぶりのブルーベリー)
Żurawina ジュラヴィナ クランベリー
Czerwona Porzeczka チェルヴォナ ポジェチカ レッドカラント
Czarna Porzeczka チャルナ ポジェチカ ブラックカラント
Agrest アグレスト グーズベリー(西洋すぐり)
Poziomka ポジョムカ 野いちご
Czereśnia チェレシニア サクランボ
Wiśnia ヴィシニア サクランボ(色身が濃く、酸味が強い)
Jeżyna イエジナ クロイチゴ

 

ホインカ (Choinka)

12月に入ると町にはサンタクロースやクリスマスツリー、イルミネーションが飾られ始め、ショッピングセンターではクリスマスプレゼント用にラッピングされた商品が所狭しと並べられます。クリスマスの一週間くらい前になると、郵便局はクリスマスカードを送る人たちでごった返します。ワルシャワでは毎年旧市街の王宮広場に大きなツリーが立てられ、夜はライトアップされて道行く人の目を楽しませてくれます。町のあちこちにクリスマスツリー(choinka-ホインカ)の売り場が現れるのもこの頃です。

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ポーランドのクリスマスツリーは生木が主流で、郊外の広い公園の隅などではあらゆる大きさのツリーが並んで売られているのをよく見ます。このツリーを買って、それぞれ自宅で飾り付けて楽しみます。最近はプラスチック制のツリーも売っていますが、やはりツリーは生木!というポーランド人は多いようです。クリスマスのプレゼントはこのツリーの下に並べられます。

さてこのクリスマスツリー、いつまで飾っておくものなのでしょうか?ポーランド人は1月6日の公現祭の日、もしくは公現祭の次の日曜日、そして2月2日の聖燭祭の日の3つのうちのどの日かをそれぞれ選んでいるようです。
 
 

ブラク(Burak)

ポーランドのスーパーや市場で売っている赤黒いような紫色のような、蕪にそっくりのかたちのこの野菜。これはビート(テーブルビート)で、ボーランド語ではburak(ブラク)と言います。単数だとブラク(burak)ですが、複数のブラキ(buraki)という言葉を耳にすることの方が多いかもしれません

ブラクを使った代表的な料理と言えばバルシチ・チェルヴォヌィ(barszcz czerwony)ですが、お肉の付け合わせにはブラクを茹でた後に荒くすりおろし、レモン汁と塩と砂糖で味付けしたブラチキ・ゴトヴァネ(buraczki gotowane)や、同じように茹でてすりおろしたブラキをバターで炒めて塩コショウと少量のお酢で味付けしたブラチキ・ザスマジャネ(buraczki zasmażane)もとてもポピュラーです。

また冬用の保存食として、茹でたブラクを酢漬けにしたものもあります。これは乾いた瓶に茹でたブラクを詰め、そこにお湯にお酢と砂糖そして塩を加えてから冷ましたものを注ぎ、蓋をして密閉します。ニンニクや生のディル、黒コショウやシロガラシを加えることもあります。

ブラクの色はとても濃いので、料理中に汁が飛んで洋服にシミが・・・なんてこともあるのでエプロンは必須です。手もまな板も赤く染まるので、調理後はすぐに洗うのがベター。火を通したブラキはサラダに加えても美味しいです。ヤギ乳のものやゴルゴンゾーラなど、味の濃いチーズともよく合います。

(写真はwymarzonyogrod.plのものです)

セイヨウハシバミ (Orzech Laskowy)

ポーランド人はナッツが大好き。お菓子に入れたり、おやつとしてそのまま齧ったり、お酒のおつまみにすることも多いです。

そんなわけで市場に行くと大きな樽にアーモンドやクルミ、カシューナッツやピスタチオなどが山盛りになって売られています。どれも日本人にとっては馴染みのあるものですが、そのなかでもおや?と目を引くのが、ころんとした丸いどんぐりのようなもの。このナッツはポーランド語でorzech laskowy(オジェフ・ラスコヴィ)と呼ばれているもので、日本語ではセイヨウハシバミ。へーゼルナッツとも呼ばれています。

セイヨウハシバミはマグネシウムや鉄分、カルシウム、亜鉛、マンガンを多く含み、心を落ち着ける硬貨や集中力をアップする効果があると言われています。ポーランドでは動脈硬化の症状のある人にすすめられることも多いのだとか。また、栄養素を多く含むため、食用のほかにも薬用としても使用されており、このナッツから抽出されるオイルは化粧品としても多く使用されています。

ちなみにこのセイヨウハシバミ、殻がとても堅く、爪や歯を使っても割れません。殻付きのままのものを購入したときは、クルミ割りなどを使用することをおすすめします。もちろん殻を剥いたものも売られています。

セレル (Seler)

ポーランドで八百屋さんやスーパーに行くと必ず見るこの白いデコボコした野菜。日本ではあまり馴染みがありませんが、これはseler(セレル)と言って、セロリの根っこなんです。日本でセロリを意味する葉や茎の部分はseler naciowy(セレル・ナチョヴィ)と言われます。たいていは根っこの部分と葉&茎の部分は別々に売られていますが、時々葉っぱが付いたままの根っこも売られています。

それではこのセレル、どんな料理に使うのかと言えば、まずはなんと言ってもスープです。スープ大国のポーランドでは、スープのだしを取るときに香味野菜として必ずこのセレルを入れます。

また、生のままを荒めにすりおろし、フルーツやレーズン、マヨネーズとあえてサラダにすることも。千切りにした瓶詰のセレルも売られているので、それを使えば手軽です。

味も香りは普通のセロリよりはまろやかなので、子供でも食べやすいのでは?ポーランドに来たらぜひ挑戦してみてくださいね!

(写真はse.plのものです)

ポーランドでよく売っている花の名前

ポーランド人はお花が大好き。人にあげることも人からもらうこともよくあります。今回はお花屋さんで役に立つ、ポーランド語の花の名前を集めました!

ポーランド語 読み方 意味
róża ルジャ バラ
tulipan トゥリパン チューリップ
gerbera ゲルベラ ガーベラ
goździk ゴジジク カーネーション
frezja フレジア フリージア
groszek pachnący グロシェク・パフノンツィ スイートピー
żonkil /narcyz ジョンキル/ナルツィズ 水仙
słonecznik スウォネチニク ひまわり
lilia リリア 百合
eustoma エウストマ トルコききょう

 
 

オスツィペック (Oscypek)

オスツィペック(oscypek)はポーランドの南部の山岳地帯で昔ながらの製法で作られる、伝統的な燻製チーズです。

このチーズは羊の乳で作られており、円錐形もしくは童話に出てくる糸紡ぎのような形をしています。中央部分には模様が入っていて、外側は明るい茶色、内側はクリーム色をしています。食感はかためで、塩気が効いています。2007年にはEUの原産地名手保護制度に認定されました。

羊の乳は牛乳に比べてたんぱく質やカゼイン、ビタミンA・Bを多く含むのだそうで、ポーランド南部では食用にするほか、昔から薬品としても使用されていたのだそうです。独特のきつい匂いと味があるためにそのまま飲まれることはあまりなく、ポーランドで採取される羊の乳の70%がチーズとして加工されるのだそうです。

オスツィペックはそのまま食べてもおいしいのですが、輪切りにしたものをフライパンで軽く焼き、クランベリーのジャムを添えることもよくあります。中がトロッとしてとてもおいしいです。サラダに加えても。

しかしこの伝統的なチーズ、最近スーパーなどで出回っているものはほとんどが牛乳で出来ているものなんだとか。南部で売られているものにも牛乳製が増えてきたそうです。購入する際には、ぜひ厳しいチェックを忘れずに!

ポーランドの調味料 香辛料編

おいしい料理を作るのに香辛料はかかせませんよね。ですが、ポーランドでスーパーに買い物に行ったはいいものの、香辛料の名前が読めない・・・そんな経験はありませんか?今回はポーランドでよく使う香辛料の名前をポーランド語と日本語でご紹介します!
 
 

 ポーランド語 読み方 意味
Bazylia バジリア バジル
Majeranek マイェラネク マジョラム
Gałka Muszkatołowa ガウカ・ムシュカトウォヴァ ナツメグ
Ziele Angielskie ジェレ・アンギェルスキェ オールスパイス
Liście laurowe リシチェ・ラウロヴェ ローリエの葉
Tymianek ティミアネク タイム
Kolendra コレンドラ コリアンダー
Koperek コペレク ディル
Kminek クミネク クミン
Jałowiec ヤウォヴィエツ ジュニパーベリー
Mięta ミエンタ ミント
Chili チリ 唐辛子
Pieprz ピエプシ 胡椒
Goździki ゴジジキ クローブ
Imbir インビル 生姜
Cynamon シナモン シナモン
Gorczyca ゴルチツァ シロガラシ
Rozmaryn ロズマリン ローズマリー
Natki Pietruszki ナトキ・ピエトゥルシュキ  パセリの葉
Anyż アニシュ 八角
Szałwia シャウヴィア セージ

(写真はdobreprzyprawy.com.plのものです)

カラレパ (Kalarepa)

春夏になると市場に並ぶこの不思議な形の野菜、日本で滅多に目にすることはないので何だろうと思う人もいるのではないでしょうか。これはポーランド語でKalarepa(カラレパ)、英語でコールラビといいます。日本語では蕪甘藍(カブカンラン)と呼ばれるそうです。

この野菜はポーランドではごく一般的なもので、火を通さず生で食べることが多いです。薄めに切ったものをそのまま食べたり、サラダに入れることもあります。食感はしゃりしゃりさくさくとしていて、固いリンゴに近い感じでしょうか。

加熱する場合の料理では、中をくり抜いて肉などの詰め物をし、オーブンで焼いたものが一般的なようです。皮をむいて下部と周りの厚みを残して中をくり抜いたものを固めの塩茹でにし、そこにお肉などを詰めてオーブンで焼きます。お肉以外では茹でたソバの実やお米なども合うそうです。そのままでもおいしいですが、トマトソースをかけてもおいしいです。

kalarepa faszerowana

(写真はwiniary.pl、niam.plのものです)

2018年4月の営業制限日

今年3月から始まった日曜日の営業制限、今月は1日(イースター)、8日、15日、22日にショッピングセンターをはじめとする商店はお休みとなり、買い物ができる日曜日は29日だけとなります。

うっかり忘れないようにみなさんもカレンダーにチェックをしておいてくださいね。レストランなどは通常営業です。

ポーランド語でお買い物:鶏肉の部位編

最近のお買い物はスーパーが主流になってきましたが、新鮮な食材が手に入る市場では昔ながらのお肉屋さんが軒を連ねています。普段スーパーではパッケージを見てお肉を買っているので部位の名前がわからない!今回はそんな時に役立つポーランド語食材辞典、鶏肉編です!ちなみに、ポーランドでは鶏ひき肉が売られていることはほとんどありません。

鶏肉

ポーランド語 読み方 意味
kurczak クルチャク 鶏肉
skrzydło / skrzydełko スクシドウォ/スクシデウコ 手羽先
filet z piersi / pierś フィレット・ズ・ピエルシ/ピエルシ むね肉
ćwiartka チフィアルトカ 骨付きもも肉(チキンレッグ)
udo ウド もも肉
podudzie ポドウジェ 手羽元
korpus / cały kurczak コルプス/ツァウィ・クルチャク 丸鶏(鶏1羽)
porcja rosołowa ポルツィア・ロソウォヴァ 鶏ガラ
bez skóry べス・スクリィ 皮なし
bez kości べス・コシチ 骨なし

2018年3月より日曜日の商店営業制限が開始

2017年11月に可決された日曜営業制限法が、2018年3月より施行されます。このため、商店などは毎月第1日曜と最終日曜のみ営業可ということになりました。

この法案は段階的に実施される予定で、2019年には隔月最終日曜のみ、2020年にはクリスマス前の2度の日曜とイースター前の日曜のみになるそうです。

しかし営業制限とは言っても、すべてが一気に閉まるわけでもないようです。例えば週末は家族連れで大賑わいの大型ショッピングセンター。商店やスーパーは休業になりますが、センター内の映画館やフードコート・レストラン、銀行、郵便局は同じように営業するとのこと。また小売店も、花屋やキオスク、薬局、みやげ物店や空港・駅構内、病院内にある商店は営業可とのことですが、それも小型店のみ。ガソリンスタンドは普段通り営業するそうです。

シリヴォヴィツァ (Śliwowica)

シリヴォヴィツァ (Śliwowica)はポーランドをはじめとして中欧・東欧圏で広く飲まれているアルコールの一種で、アルコール度数が高いのが特徴です(50~70%)。プラムブランデーと呼ばれることもあります。

シリヴォヴィツァは原料であるプラムの果実と種を潰して圧搾し、撹拌したものを発酵させ、それを蒸留させたものです。蒸留回数が1回だとアルコール度数50~60%、2回だと70%のものが出来上がるのだとか。

ポーランドで有名なシリヴォヴィツァの産地は南部のノヴィ・ソンチ近郊にあるウォンツコ(Łącko)地方で、ここでは17世紀ごろからシリヴォヴィツァ作りの伝統が受け継がれているのだそうです。

最近作られているシリヴォヴィツァには砂糖などを加えてから発酵させているものもあるようですが、伝統的な本物のシリヴォヴィツァはプラムの糖分だけで発酵させるのだそうです。

有名なŚliwowica paschalna(シリヴォヴィッァ・パスハルナ)というブランドのシリヴォヴィツァ(アルコール度数70%)は、ユダヤ教信者の監督のもと、ユダヤ教徒の食品の規律カーシェールを守って作られているそうです。これは皮をむいたプラムだけで作ってから2年以上寝かせて熟成させたもので、砂糖も水も加えられていないので純粋なプラムの味を楽しむことができます。

酒屋ではもちろん、ワルシャワでは空港の免税店でも手に入るので、お酒の好きな人へのおみやげにいかがでしょうか?

ボレスワヴィエツ陶器 (Ceramika Bolesławiecka)

 

日本でも最近大人気のボレスワヴィエツ陶器 (Ceramika Bolesławiecka – ツェラミカ・ボレスワヴィエツカ)。日本では「ポーリッシュ・ポッタリー」の名前でおなじみのこの陶器は、クリーム色のベースに鮮やかな濃紺で描かれた模様が特徴で、形も丸みを帯びた可愛らしいものです。

この陶器は、ポーランド南部・ドルノシロンスク県にあるボレスワヴィエツ(Bolesławiec)という街一帯で生産されています。このあたりでは陶器に適した良質な粘土が採れたため、18世紀ごろからヨーロッパ有数の陶器の町として栄えたのだそうです。現在も工房は多数あり、その中にはショップが併設されているところもあります。街中からは少し外れますが、コシチュシュコ通り(ul.Kościuszki)にはこうしたショップが並んでいるので、買い物するのにとても便利。工場直送なので、ワルシャワや日本で購入することを考えれば、値段もかなりお手ごろです。とてもたくさんの陶器製品がずらっと並ぶ姿は壮観。何を買おうか迷ってしまうほどです。

ボレスワヴィエツ陶器は、ひとつひとつが職人さんの手によって作られます。伝統的な模様といえば魚の目のような丸模様、小花模様などで、これは染料を含ませたスタンプをポンポンと押してつけていきます。簡単な作業のようですが、力の加減を誤ると染料が滲み出してしまうので、実はとっても気を張る作業なのだそう。最近よく見かけるようになった大きな花模様などは、下書きなどは一切せず、そのまま筆で描いていきます。この模様付けの作業は女性が担当することがほとんどそうです。

最近では伝統的な柄だけではなく、星やハートなどの柄のものも増えてきました。アーティストとコラボしたものもあります。カラーも濃紺の他に緑・黄色・水色などがあり、一風変わっていて可愛らしいです。
(写真はceramikawiza.comのもです)