留学・就労などでポーランドに長期滞在する人は滞在許可カード(Karta czasowego pobytu)の申請が義務づけられています。 申請は今あるビザ、もしくは滞在カードの有効期限の30日前までに済ませなければなりません。申請は自分が居住している県の外国人局で行います。 申請時に必要なもの ・必要事項を記入した滞在許可カード申請用紙(こちらよりダウンロード可能) ・6ヶ月以内に撮った正面向きの証明写真(35 mm x 45 mm) ・パスポートおよびそのコピー(ハンコが押してある場所全て) ・所属する学校の在学証明書 ・学費を払ったことを示す証明書(学費を払っている場合) ・ポーランド国内で有効な健康保険に加入していることを示す証明書 ・生活費・学費・日本へ戻る際の渡航費があることを示す証明書(一般的には銀行口座の残高証明) ・申請料金340ズウォティ ちなみに外国人局のページには書いてありませんが、生活費の詳細を提示する書類として ・アパートの賃貸契約書など、家賃の金額がわかるもの ・光熱費・水道代などを払っていることを示すもの ・住んでいる場所が大家のもの(自分で購入した場合は自分のもの)であることを示す法的な証明書 を念のために持っていくと良いでしょう。 また、提出書類の中にポーランド以外の国で発行されたもの(銀行の残高証明など)がある場合、公認通訳者によるポーランド訳の提出が必要になります。 地域によって申請する書類に違いがあることもあるので、申請する前にホームページをよくチェックしてください。どの書類も原本一緒に持っていかないとコピーだけでは受け付けてもらえないので注意が必要です。担当官によっては英語が出来ない人もいるので、ポーランド語に自信がない場合はポーランド人、もしくはポーランド語が出来る人と一緒に行くことをお勧めします。申請から滞在許可が下りるまでは60日となっていますが、場合によっては延びることがあることを覚えておきましょう。 ワルシャワでは申請する日時を電話予約します(メールでは不可)。朝から列に並ばなくてもいいので快適です。ただし英語が通じない場合もあるので、ポーランド語が出来ない場合は誰かに頼んで電話してもらうのが良いでしょう。 申請の詳細についてはこちらをご参照ください。 関連記事 / Related posts: シェンゲン協定 シェンゲン協定(2013年10月改定) パスポートコントロール (Kontrola graniczna) ポーランドとシェンゲン協定(2014年5月更新)
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