“Corpus Christi”が2020年アカデミー賞国際長編映画賞部門にノミネート!

2020年1月13日、映画科学アカデミーは第92回アカデミー賞のノミネートを発表し、ポーランドのヤン・コマサ(Jan Komasa)監督作品“Corpus Christi(原題:Boże Ciało)”が国際長編映画部門(これまでの外国語映画賞部門)にノミネートされました。 ポーランドの作品が最後にアカデミー賞にノミネートされたのは2015年、パヴェウ・パヴリコフスキ(Paweł Pawlikowski)監督作品“イーダ(原題:Ida)”で、外国語映画賞を受賞してい […]

オルガ・トカルチュク氏がノーベル文学賞を受賞

12月10日、スウェーデンのストックホルムで2019年ノーベル賞授賞式が行われ、ポーランドの作家オルガ・トカルチュク(Olga Tokarczuk)氏が2018年文学賞、オーストリアの作家ピーター・ハントケ氏が2019文学賞を授与されました。昨年は性的暴行事件にからむスキャンダルで文学賞の発表は見送られていたため、今年の発表となりました。 トカルチュク氏はポーランド・スレフフ生まれの57歳。ワルシャワ大学心理学科を卒業し、19 […]

ポーランドで冬時間が廃止になる?

ポーランドでは年に2回、夏時間と冬時間で時間が変わります(”ポーランドの時差と夏時間・冬時間”参照)。夏時間と冬時間の変更は3月の最終日曜と10月最終日曜の午前2時に行われますが、冬時間から夏時間へは、1時59分59秒の次が3時00分00秒(1時間早く)になり、夏時間から冬時間へは2時59分59秒の次が再び2時00分00秒(1時間遅くなる)になります。慣れてえば生活に大きな影響はありませんし、現在はスマホやコンピュー […]

ポーランド議会・日曜営業制限法を可決、2018年より施行

11月24日、ポーランド議会は小売店の日曜日の営業を制限する法案を可決しました。これはポーランドの労働組合「連帯」が昨年市民イニシアチブ法案として提案したもので、当初は隔週日曜に営業を制限するという話でしたが、最終的には2018年3月以降毎月第1日曜と最終日曜のみ営業可ということになりました。 この法案は段階的に実施される予定で、2019年には隔月最終日曜のみ、2020年にはクリスマス前の2度の日曜とイースタ […]

LOTポーランド航空成田⇔ワルシャワ便、週5回に増便へ

現在週4回運航されているLOTポーランド航空の成田⇔ワルシャワ直行便が、2018年より週5回の運航になります。 増便が始まるのは2018年3月31日日曜日の成田発便からで、これまで月・火・木・土曜日に新たに日曜日が加わります。ワルシャワ発便はこれまでの日・月・水・金曜日に新しく土曜日が加わります。 運航便の増加についてLOTポーランド航空のアドリアン・クビツキ氏は「ワルシャワ⇔成田便の搭乗率は80%を超えており、そ […]

ポーランド、2018年より身分証明証のデジタル化を開始

ポーランドのデジタル化省(Ministerstwo Cyfryzacji)のアンナ・ストゥレジンスカ(Anna Streżyńska)大臣は、今年5月から7月までポーランドの4都市で実験的に行われていた身分証明証デジタル化を2018年1月より全国で開始し、遅くとも3月終わりまでにはすべての国民が携帯電話で身分証明証を表示することが可能になる、と発表しました。 このシステムはmDowód Osobistyと呼ばれ、システム上に保存された身分証明証がテキストメ […]

タルノフスキェ・グリ銀鉱跡、ユネスコ世界遺産に登録

7月2日からポーランドのクラクフで行われていたユネスコ世界遺産委員会で、現地時間の7月9日、ポーランド南部シロンスク県にあるタルノフスキェ・グリ(Tarnowskie Góry)の銀・鉛・亜鉛採掘鉱跡(Zabytkowa Kopalnia Srebra)が、新たにユネスコ世界遺産に登録されることが決定しました。 タルノフスキェ・グリ銀鉱跡はポーランドで15番目、シロンスク県内では初めての世界遺産となりました。 世界遺産の詳細についてはこちら […]

500PLN紙幣が新登場

2017年2月より、500ズウォティ紙幣が新しく流通するようになりました。 ポーランドの紙幣には歴代のポーランド王の顔が印刷されていますが、今回の紙幣は表に17世紀の国王ヤン3世ソビエスキ (Jan III Sobieski)の横顔、裏にはポーランドの国章である鷲と、ソビエスキが住んでいたヴィラヌフ宮殿が印刷されています。 今回の500ズウォティ札のサイズは150mm x 75mmと、これまで一番大きかった200ズウォティ札よりも少し大き […]

ポーランドで初の「光る自転車道路」完成

リズバルク・ヴァルミンスキ(Lizbark Warmiński)という町の郊外に、ポーランドで初めての「光る自転車道路」が出来ました! この道路の表面には日中の太陽光で充電する発光体を使用した塗料が使用されているとのことで、日中に充電すれば夜は10時間ほど発光が続くのだそうです。 ポーランドの冬の夜はとても暗く、前から自転車が来ても直前になるまで気づかないことも多いので、このような道路がもっと増えてくれるのを願う […]

法王フランシスコ、ポーランドを初訪問

7月27日、ローマ法王フランシスコがクラクフで開かれている「世界青年の日(ワールド・ユース・デー)に参加するためにクラクフを訪問しました。現法王がポーランドを訪問するのは初めてのことです。 クラクフ・バリツェ空港でポーランド共和国大統領夫妻の歓待を受けた法王はその後ヴァヴェル城で公式の演説を行い、その後アンジェイ・ドゥダ大統領と会談を行いました。会談後はヴァヴェル城内の大聖堂でポーランドの司教 […]

ワールドユースデー、クラクフで開催

7月26日から31日まで、クラクフでワールドユースデー (World Youth Day、ポーランド語ではŚwiatowe Dni Młodzieży – 略してŚDM)が開催されます。 これは1985年に、当時のローマ・カトリック教皇ヨハネ・パウロ2世の提唱によって始まった、青年カトリック信者のための集会です。2~3年に一度開かれるこの集会には教皇自身も参加します。2013年にリオデジャネイロで行われた際は、世界中から約370万人の若者たちが集ま […]

文化科学宮殿60周年

1955年7月22日、ワルシャワの文化科学宮殿(Pałac Kultury i Nauki)が公式にオープンしました。 “スターリンからの贈り物”と呼ばれるこの巨大な建物は1952年5月1日、メーデーの日に建設が始まりました。工事はまずズウォタ通り、ヴィエルカ通り、ジェルナ通り、フミエルナ通りそしてシエンナ通りにあった戦前の建物を壊すところから始まりました。モスクワ大学を設計したことで有名なソヴィエトの建築家、レフ・ルードネフ(L […]