ワルシャワ中央駅から少し西へ行くと、Pl.Zawiszyという大きな交差点があります。その交差点を北へ進んだ左手に、鉄道博物館 (Stacja Muzeum)があります。ちょっとわかりにくいですが、”WARSZAWA GŁÓWNA”と入り口にあるのが目印です。 館内ではポーランドの鉄道の歴史を模型で見ることが出来ます。ポーランド語のほか、英語でも説明書きがあるのでポーランド語がわからない人でも大丈夫。そのほかにも歴代の乗務員の制服や駅時計、乗務員証や電話機などが展示されています。隅のほうにはPKP(ポーランド国鉄)の食堂車WARSの歴史を見ることの出来る展示室があり、WARSの歴史のほかにも食器の移り変わりを見ることが出来ておもしろいです。電車を運転するシュミレーションゲームもありますが、なぜか設定がPKPではなくJRの湘南新宿ラインになっていました。 外には本物の蒸気機関車や古い列車が並んでいますが、屋根がなく吹きさらしのためにところどころ錆びていたりちょっと状態が悪いものもありました。ここで見ておきたいのは軍用の装甲列車。戦車がそのまま電車になったといえば良いのでしょうか、砲塔もついていてなかなか迫力のあるものです。中に入ることは出来ませんが、覗くことは出来ます。中は狭くて、こんなところで戦っていた人たちがいたのかと思いました。 鉄道博物館という場所柄、来ていたのは家族連れがほとんどでしたが、ちらほらとカップルの姿も見ることが出来ました。大人も子供もみんな楽しそうでした。特に男性は童心に帰ってしまう場所ではないでしょうか? Stacja Muzeum ul.Towarowa 1 00-811 Warszawa 毎日営業、入場料:大人 12PLN,子供 6PLN(月曜入場無料) https://www.stacjamuzeum.pl/pl 関連記事 / Related posts: 「ポーランドのユダヤ人歴史博物館」がヨーロピアン・ミュージアム・オブ・ザ・イヤー2016を受賞! 自動車博物館 (Muzeum Motoryzacji i Techniki) ワルシャワ・ネオンミュージアム (Muzeum Neonów) ポーランドのユダヤ人歴史博物館 POLIN(Muzeum Historii Żydów Polskich POLIN) ワルシャワ博物館 (Muzeum Warszawy)
ビドゴシチの旧市街の真ん中に、「石鹸と汚れの歴史博物館(Muzeum Mydła i Historii Brudu)」というとても小さな博物館があります。2012年に地元で観光業と石鹸会社を営む女性が開いたこの博物館は、2015年ナショナル・ジオグラフィック誌(ポーランド版)上で「ポーランドで最もおもしろい博物館」5つのうちのひとつに選ばれました。 この博物館には社会主義時代のポーランドの一般家庭で使われてい […]
ワルシャワのプラガ地区、特に北プラガは15年ほど前まではとても危険な地域と言われ、観光客はおろかヴィスワ川左岸に住むワルシャワ市民でさえあまり足を運ぼうとしなかった場所ですが、ここ何年かは再開発も始まり、アーティストを始めとして若者たちが集まるお洒落な場所になってきました。 この北プラガのミンスカ通り25番地(ul.Mińska 25)にSOHO Factoryという一角があります。お洒落なレストランやカフェ、ショップ、 […]
ポーランドの北部の港町グダンスク(Gdańsk)。かつてのハンザ同盟都市である美しいこの街は、ヨーロッパの社会主義時代の終結のきっかけとなった連帯活動が始まった場所としても有名です。今回はグダンスクのおすすめ観光ポイントをご紹介します。 高い門 Brama Wyżynna グダンスク旧市街の入り口に威風堂々と立っている。門の上は天使や獅子、馬などの紋章で飾られている。これらの紋章はそれぞれポーランド、ドイツ騎士団 […]
2016年4月9日スペインのサン・セバスティアンで「ヨーロピアン・ミュージアム・オブ・ザ・イヤー2016」の授賞式が行われ、ワルシャワにある「POLIN ポーランドのユダヤ人歴史博物館 (POLIN : Muzeum Historii Żydów Polskich)」が見事ミュージアム・オブ・ザ・イヤーを受賞しました! この「ヨーロピアン・ミュージアム・オブ・ザ・イヤー」は欧州評議会が後援しているEuropean Museum Formという機関が、ヨーロッパ内のす […]
ワルシャワはポーランドの首都であり、人口約170万人、総面積約515平方kmのポーランド最大の都市です。1596年にジグムント3世の政策によりクラクフからワルシャワへ宮廷が移転、その後首都となりました。第3次ポーランド分割後の1918年、ポーランドは独立国家となりワルシャワはまた首都と定められました。 しかし1939年のナチス・ドイツがポーランドへ侵攻したことによりワルシャワはナチス・ドイツの占領下に置かれます。 […]
MNW(Muzeum Narodowe w Warszawie:ワルシャワ国立博物館)で現在行われている「オルガ・ボズナンスカ展」行ってきました☆ワルシャワ国立博物館、MNWって言ってみるだけで、ステキ感がアップしますね☆ オルガ・ボズナンスカさんは、1865年クラクフ生まれの印象派の画家です.。お姉さんと一緒に絵を勉強していたそう。やがてミュンヘン留学を経て、パリのサロンにデビューします☆モデルの人柄まで描き出すような肖像画描き […]
そしてそして、個人的イチオシポーランド人画家はバルテュス(Balthus)さん。正確には、お父さんがシュラフタというポーランド貴族の息子というだけで、お母さんはドイツ人(でも実はブロツワフ出身)でパリ生まれのドイツ人、のちフランスに帰化したフランス人画家ですが☆ピカソに「二十世紀最後の巨匠」とたたえられた人です。「ネコ」と「少女」が大好きなエコール・ド・パリ♪って感じの人ですが、独学でルーブル美術館の […]
次にお勧めなのは、もちろん王宮(Zamek Królewski)。私もまだ一度しか行ったことがないので、全部の作品を把握していません(>_
1945年1月27日、ナチス・ドイツに作られたアウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所がソ連軍によって解放されました。あれから70年を迎える今年、存命中の元収容者やその家族、また各国首脳らが1月27日の式典に参加しました。この70年、元収容者の人たちはどんな思いを持って生きてきたのか、またこの負の歴史を繰り返さないために各国機関はどのような努力をしてきたのか、日本テレビ報道部が現地取材を行いました。この様 […]
そして、ポーランドと言えばの巨匠はヤン・マテイコ(Jan Matejko)さん。政治や歴史の絵を得意とし、戦闘シーンの絵が有名。国立博物館(Muzeum Narodowe w Warszawie)には巨大な「グルンヴァルドの戦い」の油彩画があります 個人的に大好きなのが、ヤン・マテイコの弟子のヤツェク・マルチェフスキ(Jacek Malczewski)さん。象徴主義画家です。実在しない概念を具現化している作品で、何ともロマンチックです。この人の絵を一 […]
ヨーロッパ旅行の楽しみの一つは美術館めぐり☆ルネッサンス、バロック、印象派、シュールレアリズム・・・巨匠の本物の作品を実際にこの目で見る喜びはたまりません。でも、ポーランドって・・・どんな画家がいるの?そもそも美術館ってあるの?って思っている人、少なくないのではないでしょうか。実は私もそう思っていましたが、もちろんポーランドにも素敵な画家がいて、巨匠の作品がたくさんあるんです。 ポーランドの […]
ポーランドの世界遺産のひとつであるアウシュヴィッツ強制収容所跡を見学して来ました。今は博物館になっていて、多くの観光客が訪れる一大スポットになっています。 まずアウシュヴィッツのほうに行きました。有名な「働けば自由になる」と書いてある門を入ると、煉瓦でつくられた建物が整然と並んでいます。その建物の中に展示がされているのですが、当時の収容者たちのトランクやメガネや靴はおろか、刈り取られた髪の毛 […]