ポーランドの北部の港町グダンスク(Gdańsk)。かつてのハンザ同盟都市である美しいこの街は、ヨーロッパの社会主義時代の終結のきっかけとなった連帯活動が始まった場所としても有名です。今回はグダンスクのおすすめ観光ポイントをご紹介します。 高い門 Brama Wyżynna グダンスク旧市街の入り口に威風堂々と立っている。門の上は天使や獅子、馬などの紋章で飾られている。これらの紋章はそれぞれポーランド、ドイツ騎士団、そしてグダンスクの紋章なのだそう。 聖マリア教会のからくり時計 Zegar Astronomiczny w Bazylice Mariackiej この教会は世界で最大のレンガ造りの教会としてとても有名だ。また、教会内にはとても綺麗なパイプオルガンや様々な祭壇で飾られている。この写真は教会内のからくり時計の一部。プラハにあるからくり時計と比べても見劣りしない。 黄金の門 Złota Brama この門はズウォタ・ブラマといい、ズウォタとはポーランドで金という意味。ドウゥギ広場に続くドウゥガ通りの入り口にある。 旧武器庫 Wielka Zbrojownia ルネッサンス様式で、ポーランド独特の屋根の形をしている旧武器庫。この建物の一階では生活用品を販売している。 ドゥウーギ広場 Długi Targ ベニスのサンマルコ広場、ブリュッセルのグラン・プラスと並ぶ美しさと称されるドゥウーギ広場。ドゥウーギとはポーランド語で長いと言う意味で、その名のとおりこの広場はとても細長く出来ている。この広場にある絢爛豪華な建物は必見。様々な装飾が施されている。 囚人塔 Wieża Więzienna この建物は囚人を拷問するために建てられた囚人塔。現在は、外観のみ見学ができるだけで中に入ることはできない。 マリアツカ通り ul. Mariacka ポーランドで最も美しいと称されるマリアツカ通り。この通りの建物の入り口には王宮のような美しい装飾が施されている。メルヘンチックな雰囲気を満喫したいひとにお勧め。また、この通りには琥珀のお店がずらりと並んでおり、いつも観光客で賑わっている。 Narodowe Muzeum Morskie w Gdańsku 国立海洋博物館 運河に突き出した巨大な木造クレーンが目印。このクレーンは15世紀に作られたものだが、第2次世界大戦中に燃やされ、戦後に修復された。博物館内ではポーランドの海洋学の歴史についての展示のほか、ポーランドの歴史や生活についてを知ることができる。 (写真はpl.wikipedia.org, odkryjpomorze.pl, tripadvisor.pl, commons.wikimedia.orgからのものです) 関連記事 / Related posts: クラクフ (Kraków) ポーランドの博物館・美術館 文化科学宮殿 (Pałac Kultury i Nauki) ワルシャワ (Warszawa) ヴィエリチカ岩塩坑 (Kopalnia Soli „Wieliczka”)
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クラクフ(Kraków)は、ポーランド南部にあるマウォポルスカ県の県都。ポーランドで最も歴史ある都市の一つで、17世紀初頭にワルシャワに遷都するまではポーランド王国の首都でした。古い町並みが残る感じは日本で言えば京都でしょうか。この美しい町にな多くの観光客が訪れます。今回はクラクフに行ったらはずせない場所をご紹介します! 建物 説明 バルバカン Barbakan 15世紀、中世のクラクフは、外部からの侵入を防ぐた […]
ワルシャワはポーランドの首都であり、人口約170万人、総面積約515平方kmのポーランド最大の都市です。1596年にジグムント3世の政策によりクラクフからワルシャワへ宮廷が移転、その後首都となりました。第3次ポーランド分割後の1918年、ポーランドは独立国家となりワルシャワはまた首都と定められました。 しかし1939年のナチス・ドイツがポーランドへ侵攻したことによりワルシャワはナチス・ドイツの占領下に置かれます。 […]
和風ペンション・Villa Japonica(ヴィラ・ジャポニカ)は約600㎡の快適に楽しめる建物で、各室はゆったりした広さをもち、収容客数は30人強まで可能です。また、1936年に建造されたこの建物は歴史的建造物として当局より指定を受けています。私どもは2000年に購入し、その後数年にわたりバスルームやその他の設備について入念に手を加えて改修を行いました。なお、創建当時の特徴のあるものはできるかぎり保存 […]
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