ハロウィン – ポーランドの祝祭日

10月31日はハロウィンですね。もともとはアメリカやイギリスなどのアングロ・サクソン系の国で祝われているこのお祭り、カトリック教国のポーランドにはまったく関係のないものだったのですが、10数年くらい前から祝われるようになりました。10月始めあたりから、お洒落なレストランやバーはかぼちゃを飾り始めます。かぼちゃをくり抜いて火を灯したジャック・オ・ランタンを見かけることも増えました。 主に楽しんでいるの […]

ピサンキ(Pisanki)

ポーランドではイースター前にピサンキ(Pisanki)という卵に絵付けをしたものを作ります。日本ではイースターエッグという名前で知られています。 卵はキリストの復活と、春に再び芽を吹く自然の象徴です。 昔はヴィドゥムシュキ(wydmuszki)と言って生卵の上と下に針で小さな穴を開けて白身と黄身をよく混ぜてから、片方の穴から口で空気を吹いて中身を出したものに絵を描くことが多かったのですが、最近は殻つきのゆで卵に […]

教師の日 (Dzień Nauczyciela) – ポーランドの祝祭日

10月14日は教師の日 (Dzień Nauczyciela -ジェン・ナウチチェラ)です。 これはポーランドの祝日で、1773年10月14日ポーランド国王スタニスワフ・アウグスト・ポニャトフスキが発案した、ポーランド初の公式な教育庁である国立教育委員会(Komisja Edukacjii Narodowej)の誕生を記念するもので、正式には国民教育の日(Dzień Edukacji Narodowej – ジェン・エドゥカツィ・ナロドヴェイ)といいます。 教師のための祝日な […]

パンスカ・スクルカ (Pańska Skórka)

11月1日は諸聖人の祝日でしたね。死者の日とも呼ばれるこの日(本当は死者の日は11月2日なのですが)ワルシャワの墓地を訪れた人は、入り口の前にお菓子やパンを売っている露店がたくさん並んでいたことに気付いたでしょう。そこで売られていたものは何だったでしょうか? 死者の日に売られているお菓子と言ってもPańska skórka(パンスカ・スクルカ)です。これは紙に包まれた白っぽいキャラメルのようなお菓子で、籠やプ […]

電気技術者の日 (Dzień Energetyka) – ポーランドの祝祭日

8月14日は「電気技術者の日 (Dzień Energetyka – ジェン・エネルゲティカ)」です。 この祝日は1956年に制定され、1972年までは9月1日に、1993年からは9月の第1日曜日に祝われていました。 1991年、この祝日のパトロンが聖マキシミリアン・コルベ神父に制定されました。コルベ神父は機械いじりが好きだったことからパトロンに選ばれたのだそうです。そして日付はコルベ神父がアウシュヴィッツ強制収容所で亡くなった9 […]

聖霊降臨祭 (Zesłanie Ducha Świętego) – ポーランドの祝祭日

聖霊降臨祭 (Zesłanie Ducha Świętego – ゼスワニア・ドゥハ・シフィヨンテゴ)はキリスト教の祝日で、復活祭から7週間後(復活祭から50日目)の日曜日に祝われます。ポーランド語ではZielone Świątki(ジェロネ・シフィヨントキ)と呼ばれることのほうが多いです。日本語では五旬祭とも呼ばれます。 これはキリストが昇天した10日後に聖霊が使徒のもとに現れたことを記念する日です。新約聖書の『使徒言行録』2章1節 – 42節 […]

シベリア抑留者の日 (Dzień Sybiraka) – ポーランドの祝祭日

9月17日はシベリア抑留者の日 (Dzień Sybiraka – ジェン・シビラカ)です。 これはシベリア抑留者で結成されたシベリア抑留者同盟(Związek Sybiraków)により1991年から祝われているものですが、2013年、ポーランド共和国下院により正式に9月17日に制定されました。 この日は全世界から5000人以上がまずグダンスクの「東のゴルゴダ像 (Pomnik Golgoty Wschodu)」前に集まり、その後式典の会場であるシンバルクにある地 […]

Łowicz(ウォヴィチ)に行ってきました(キナコママのワルシャワ滞在記)

  2016年5月26日は聖体節と呼ばれるカトリックの休日でポーランドは祝日でした。 この日にワルシャワから車で1時間ほどのところにあるウォヴィチという街でパレードがあると教えてもらい、行ってきました。 ウォヴィチは切り絵の街として有名です。 カラフルな画用紙で左右対称の切り絵で、鳥がモチーフのものが多いです。 また、民族衣装を着た女の子がキャラクターの牛乳やヨーグルトの街でもあります。 ウ […]

フィルハーモニーへ行ってきました(キナコママのワルシャワ滞在記)

ワルシャワでは今、生のクリスマスツリーが売っています。 数年前に買って、 うちに飾っておいたら はらはらと葉が落ちてきてしまいました。 生の木なの で、定期的に水をあげないと枯れてしまうそうです。 ポーランドでは年明けま でツリーを飾り、生の木はその後 ゴミ置場にたくさん積まれます。 中には2月 まで飾るという方もいるそうです。 そんなクリスマス気分の中、日曜日にフィルハーモニーに行ってきました。 フィ […]

主の昇天の祝日 (Wniebowstąpienie Pańskie) – ポーランドの祝祭日

主の昇天の祝日 (Wniebowstąpienie Pańskie – ヴニエボフストンピェニェ・パンスキェ)は、父である神の右腕となるために昇天したキリストを祝う祝日です。 聖書の使徒言行録第1章3節には、キリストの復活後の出来事として、「イエスは苦難を受けた後、御自分が生きていることを、数多くの証拠をもって使徒たちに示し、四十日にわたって彼らに現れ、神の国について話された。」と書き記されています。続く第8節では […]

ヨーロッパの日(Dzień Europy) – ポーランドの祝祭日

5月9日はヨーロッパの日(Dzień Europy – ジェン・エウロピィ)です。実はヨーロッパの日は2つあります。ひとつは欧州評議会が制定した5月5日、そしてもうひとつは欧州連合(EU)が定めた5月9日です。 欧州評議会のヨーロッパの日は1949年に自身が設立されたことにちなむもので、欧州連合のヨーロッパの日は、1950年に前身である欧州石炭鉄鋼共同体の設立が提唱されたことを記念するものです。ちなみにこの日は当時のフ […]

イースターのお話 (キナコママのワルシャワ滞在記)

イースターは日本ではあまり馴染みがない日ですが、ヨーロッパの人たちは、イースターになって春が来るという感じで待ち望んでいます。イースターの数週間前から、街のお店はうさぎやたまご、ひよこの飾り付けがされて、チョコレートもたくさん売られています。ポーランド食器もたまごのオーナメントがありました。またお花屋さんにはパルマと呼ばれる羽のような飾りがたくさん売っています。息子が通う幼稚園で行われたイ […]