外国での出産には不安がつきもの。ポーランドで出産したママの皆さんがポーランドでの妊娠・出産で感じたこと教えてもらいました。第1回目は妊娠中の病院選び・検査などについてです! (1) かかった産婦人科はプライベートクリニックか、国立の総合病院か? ・国立Centrum Medyczne Żelazna / Szpital Specjalistyczny Sw.Zofii ・プライベートと国立の総合病院と出産ギリギリまで2つ掛け持ちした。理由は初産が難産だったので信頼できる医師を選びたかったため。プライベートクリニックの名前はGabinet Łucka(ちなみにここの産婦人科医が出産に選んでいる総合病院はSzpital przy ul.Karowej)。国立の総合病院の名前はMiędzyleski Szpital Specjalistyczny w Warszawie。 ・検診等はプライベート。出産は国立。 (2) 病院を選んだポイントは? ・英語で受講できる母親学級を探しており、上記病院にてSzkoła Rodzenia Magdaleny Witkiewiczに参加したことがきっかけでした。直接 助産婦の方々のお話を聞くことで、分娩方法、麻酔、アクティブバース等、お産に関する病院の方針を詳しく知ることができ、共感できたのが大きな理由です。また、現地ポーランド人の評価も高く、信頼できる病院とのことで選びました。 ・評判、信頼できるかが一番のポイント。あとは出産する病院施設のレベルなども考慮した。家族の紹介でもあった。 ・主治医が勤務する病院だから。 (3) 病院では主治医を選べるか、否か。 ・選べません。担当医として希望する先生に診察してもらうことはできますが、出産の際にその先生が必ずしも病院にいるとは限らないため(当直時間外)。但し、通常分娩(帝王切開、難産等のケース以外)の場合、実際の出産は助産婦だけで執り行われており、その場合は予め希望する助産婦を予約しておくことが可能です。予約した場合は、出産時のみならず、事前のサポートも受けることができます。 ・選べた。 ・主治医を先に選んでから病院を決めた。 (4) 検診は日本のように月1回、臨月近くになると週1回? ・はい。妊娠糖尿病を患っていたため、予定日の約2週間前は3日に一度の検診でした。 ・日本より検診の数は断然少ない。検診は毎月ではないし、臨月近くでも1ヶ月後に来てくださいと言われびっくりした記憶あり。妊婦生活総合で5回くらい検診に言っただけだと思う。 ・検診は月1回。臨月近いと2週おき。 (5) 医師とのコミュニケーションは何語? ・ポーランド語でした。助産婦の方々は英語が通じる人がほとんどでした。 ・ポーランド語と英語。ただ、英語が話せるといっても、先生によっては細かい内容まで説明できない場合が多い。 ・英語とポーランド語 (6) 定期検診や各種検査、医師の指示などで日本と著しく異なる点は? ・日本での出産経験がないため、比較するのが難しいのですが、患者として積極的に要望を伝えることができると思います。血液検査などの項目については、医師が指定するもの以外でも希望でき、複数回受けることができました。(例えば、トキソプラズマに関しては、帰国時に生肉を食べてしまい、再検査を希望。)同じく、エコーに関しても、病院内の専門医を受診することも可能ですが、心臓欠陥や先天性疾患等の診察の場合、希望する専門医への紹介状を出してくれました。患者として情報収集し、積極的に問い合わせることが求められているとともに、逆に言えば、こちらから聞かないうちは情報を得ることができないということでもあると思います。例えば、妊娠糖尿病を羅漢している場合、予定日より出産を遅らせることはなく、リスクを減らすためにも陣痛促進剤を使用し満期で出産させることが国として義務付けられていることに関しては、予定日直前になって知らされた経緯がありました。 ・日本の検診では毎回体重・血圧・尿検査・エコー・内診などありますが、これも病院によってやる項目が全然違うことにびっくりした。ある医師は問診だけ。これにはたまげた。初産の人は不安になるだろうと思った。基本的に日本より検査・問診が少ない。また血液検査や尿検査、エコーなどは別の検査機関に予約をいれ検査をし、その結果を次回の検診時に持ち込むといったスタイルなので、手間がかかるのが難点。 ・日本のようにエコーは毎度検診の度に行わない。エコー専門医がいるので、定期検診とは別に行う。体重管理についてはかなり緩い。定期検診で産科医に会う前に、助産師によって、血圧、体重のチェックがある。 (7) 赤ちゃんの性別は教えてもらえたか? ・はい。 ・教えてもらえた。 ・知りたかったので教えてもらった 関連記事 / Related posts: ポーランドで出産した人に聞いてみた・その2 (2014年版) ポーランドで出産した人に聞いてみた・その3(2014年版) ポーランドで出産した人に聞いてみた おすすめの病院 ポーランドでの出産を考えている人にアドバイス
ポーランドに限らず、ヨーロッパでは通りの一本一本に名前がついている事はよく知られています。ワルシャワでももちろんほとんどの通りに名前がついており、例えば普段よく歩く通りを日本語に訳してみると、意外と新たな発見があったり、なぜその通りがそういう名前になったのか疑問が生まれてきたりすることもあります。 ショパン通り(ul. F.Chopina)やキュリー夫人通り(ul. Marii Skłodowskiej-Curie)、コペルニク […]
現在気温がマイナスのポーランド。マイナス20度近くまで下がった先週よりは少し気温が上がってはきたものの、雪も降り続いていてとても寒いです。 そんな中、ワルシャワ市が寒さに震えている市民のために町中に設置したのがkoksownik(コクソヴニック)です。これは金属製のカゴにコークスを入れて火をつけたもので、野外で暖を取るために使われるものです。戒厳令がしかれた1981年の冬、屋外に会った兵士達の見張り […]
(編集部:クバさんによる原文を掲載しています) 次の話はちょっとこわいだそうです。それは5日目でした。ゆっくり部屋にいて、妻にメールを書いていることろで、急になんか変な音が床からなりました。次々、カサカサ、カサカサとする音が耳に入りました。音の原因を探したら、ポーランド人にとってすごく大きいゴキブリを見ました。もう友達に日本のゴキブリについて聞かせたが、初めての経験はちょっと驚きました […]
(編集部:クバさんによる原文を掲載しています) 初めまして、クバです。私の日本への旅行についてちょっと書きたいんです。 2012年7月に初めて日本へ行くことになりました。それで、いろいろ困っていても、大変楽しみにしていました。困ったことは主に2つありました。①これは、最初の海外旅行で、飛行機が怖いし、自分の国の外でできるか、②日本文化部の学生として色々な日本の想像があり、この想像は現実 […]
ポーランド人の血液型の比率はどうなっているでしょうか? ちなみに、ポーランド人は自分の血液型を知らない人が多いようです。 またO型はアルファベットのO(オー)ではなく、数字の0(ゼロ)と言います。 A型=38% O型=37% B型=17% AB型=8% (ポーランド献血センター統計) ふむふむ、ヨーロッパではA型が最も多いと言われていますが、ポーランドではO型も、そしてB型も周辺国に比べるとその比率は高いよ […]
現在、在ポーランド日本商工会には90の企業・機関が所属しています。そのうちの日系企業をリストアップしました。(順不同) 味の素 BRIDGESTONE 江守商事 船井電機 日立 本田技研工業 伊藤忠商事 日本たばこ産業 JUKI 鹿島建設 小松製作所 黒田電気 LOTTE マキタ 丸紅 丸星 名港海運 三菱 三菱東京UFJ銀行 三ツ星ベルト 三井 ニチレイ 日本通運 日新ロジスティクス 日鍛バルブ 日本精工 オプテックス オリオン電機 オリッ […]
ポーランドにも、在住する日本人のための日本人会があります。在留邦人の親睦と相互扶助、邦人子女教育支援、日本人とポーランド人間の友好関係促進を主要目的として、1970年半ばに設立されました。また1978年に開校したワルシャワ日本人学校の設立母体であり、日本人学校への支援を継続的に行っています。 1年分の会費はマゾヴィエツキ県居住者は大人 240PLN, 夫婦の場合 420PLN, 学生 120PLN、マゾヴィエツキ県以 […]
現在、日本語で授業を行っているのは、ワルシャワ日本人学校(小学部・中学部)のみです。ワルシャワ以外には補習校その他はありません。児童生徒数は 小学部と中学部合わせて20名前後、その他聴講生制度があります。 教員数は文部科学省派遣教員6名と現地採用教員3名の計9名です。入学を希望する児童・生徒の保護者が直接ワルシャワ日本人学校に申し出てください。入学、 転入学希望者は在籍校の在学証明書、在籍校 […]
十人十色のポーランド人の性格は、乗用車の好みにも現れているようです。国産自動車メーカーのないポーランドでは、チェコやドイツ、イタリア、フランス、日本、韓国などのメーカーが混在し、それぞれ5~10%のシェアを持っているのが特徴的ですね。 下記の表は2012年のメーカーのシェア(新車)です。2012年度の新車販売台数は31万2千台で前年度比-2.5%でした。 メーカー名 本社 市場シェア 前年度比 Skoda チェコ […]
ワルシャワの中心部、にぎやかなマルシャウコフスカ通りを曲がって少し歩いていくと、「Okno Życia(いのちの窓)」と書かれた小さな窓があります。 これは福祉・慈善活動行っているカリタス・ポーランドによるもので、2006年3月にクラクフで始められました。生まれてきた子供をを育てることのできない親が、思いあまってその子を捨てたり殺害したりしなくても済むよう、匿名で赤ちゃんを安全に置いて行ける場所です […]
日本語だとコンピューター関連用語はほとんどが英語からの転用なのでわかりやすい。しかしポーランド語だとそれぞれの言葉が当てはめられるので、例えばポーランド語環境のコンピューターの画面を見ると、何のことかさっぱりわからないかもしれない。 下記 メール mail poczta / wiadomosc ツール nadzieza 詳細 wlasciwosc ユーザー uzytkownik パスワード haslo 削除 usun, kasuj 転送 przekazywania wiadomości 添付 za […]
ポーランドでご出産された方々数名にアンケートをおこなって、この国の出産事情を伺いました。現在おめでた中の方、またはできたらどっちで産もうかなと思っていらっしゃる方、どうぞ参考になさって下さい。(1999年4月調査) (1)かかった産婦人科は個人病院か、総合病院か? 定期検診が個人病院、出産が総合病院 検診も出産も総合病院 総合病院ではInstytut Matki i Dzieci(ul.Kasprzaka17 Wola, tel. 22-327-70-00 英 […]